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東亜建設工業と東急建設の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。準大手・中堅ゼネコンの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東亜建設工業が約751万円、東急建設が約766万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高は東亜建設工業が3,587億円、東急建設が3,412億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は東亜建設工業が6.9%、東急建設が5.1%で、差は小さい。

数字で比べる

東亜建設工業東急建設
働きやすさの点数70.2点(⁠A+)72.3点(⁠S-)
平均年収1,019万円(⁠44歳)1,028万円(⁠43.5歳)
30歳換算年収約751万円約766万円
月の平均残業15時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.4年14.8年
売上高3,587億円3,412億円
売上に対する利益の割合6.9%(⁠経常利益)5.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.63倍1.32倍
従業員数(⁠単体)1,880人2,562人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは東亜建設工業が1.63倍、東急建設が1.32倍で、勢いは東亜建設工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東亜建設工業が70.2点、東急建設が72.3点で、東急建設が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東亜建設工業

東亜建設工業は、港湾・空港などの土木工事を得意分野とする総合建設会社です。冷蔵倉庫などの建築工事や海外工事も手がけています。1908年に浅野総一郎が、安田善次郎・渋沢栄一の協力を得て鶴見・川崎の埋立事業のために鶴見埋立組合を設立したのが起源です。

売上高は約3,587億円です。事業は、国内土木、国内建築、海外(⁠インドネシアなど)、その他(⁠不動産など)です。船舶の建造・修理を行う子会社も持っています。

東急建設

東急建設は、建築・土木工事を中心とする総合建設会社で、東急グループの一員です。2003年に(⁠旧)東急建設の建設事業部門を商号と共に引き継ぎ、今の東急建設としてスタートしました。

売上高は約3,412億円です。事業は、建設事業(⁠建築、土木)と不動産事業等です。東急(⁠株)や東急電鉄(⁠株)から工事の一部を継続的に受注しています。

歴史の違い

東亜建設工業

  1. 1908〜1914年浅野総一郎が鶴見埋立組合を設立し、鶴見埋築株式会社になります。
  2. 1920〜1927年東京湾埋立株式会社になり、鶴見・川崎地区の埋立を完了します。
  3. 1944年港湾工業と合併し、東亜港湾工業に社名を変えます。
  4. 1963〜1973年海外事業部をつくり、陸上土木・建築に本格的に進出して、社名を東亜建設工業に変えます。

東急建設

  1. 2003年TCホールディングズとして設立し、(⁠旧)東急建設の建設事業部門を引き継いで東急建設に社名を変え、東証1部に上場します。
  2. 2011〜2013年PT. TOKYU CONSTRUCTION INDONESIA と GOLDEN TOKYU CONSTRUCTION を設立します。
  3. 2018年首都圏の建築リニューアル事業とICT関連サービス事業を東急リニューアルに譲渡します。
  4. 2020年INDOCHINE ENGINEERING LIMITEDの全株式を取得し、TC PACIFIC CONSTRUCTIONを設立します。

いま何に賭けているか

東亜建設工業

社是は「⁠高い技術をもって、社業の発展を図り、健全な経営により社会的責任を果たす。」です。長期ビジョン〈TOA2035〉のありたい姿は「⁠社会を支え、人と世界をつなぎ、未来を創る」で、2035年度に売上高5,000億円を目指しています。国内土木では港湾・空港などの得意分野を守りつつ、防衛・米軍、陸上分野を広げ、CCSや洋上風力にも挑戦するとしています。

東急建設

2030年の企業ビジョン「⁠VISION2030」と、10か年の長期経営計画「⁠To zero, from zero.」を進めています。国内の土木・建築・建築リニューアルを「⁠コア事業」、国際・不動産・新規事業を「⁠戦略事業」とし、「⁠脱炭素」「⁠廃棄物ゼロ」「⁠防災・減災」の3つを提供価値の軸にしています。2030年度に連結営業利益220億円以上、ROE10.0%以上を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東亜建設工業。

よくある質問

東亜建設工業と東急建設はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東亜建設工業が約751万円、東急建設が約766万円。ほぼ同じ水準。
東亜建設工業と東急建設はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東亜建設工業が70.2点、東急建設が72.3点で、東急建設が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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