トップ › 会社比較 › 医療機器・精密 › テルモとHOYA

テルモとHOYAの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。医療機器・精密の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はテルモが約657万円、HOYAが約661万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高はテルモが1.13兆円、HOYAが9,477億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はテルモが15.7%、HOYAが34.6%で、HOYAのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

テルモHOYA
働きやすさの点数62.3点(⁠A-)75.9点(⁠S)
平均年収822万円(⁠40.3歳)970万円(⁠47.6歳)
30歳換算年収約657万円約661万円
月の平均残業20時間未公表
有給取得率72.9%未公表
平均勤続年数13.8年18.7年
売上高1.13兆円9,477億円
売上に対する利益の割合15.7%(⁠税引前利益)34.6%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.61倍1.43倍
従業員数(⁠単体)5,736人3,313人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはテルモが1.61倍、HOYAが1.43倍で、勢いはテルモが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はテルモが62.3点、HOYAが75.9点で、HOYAが上回る。

何で稼いでいるかの違い

テルモ

テルモは、体温計から始まった医療機器メーカーです。今はカテーテルなどの心臓血管の事業が最大で、メディカルケアソリューションズ、血液・細胞テクノロジーの事業も持っています。アメリカを中心とする買収で事業を広げてきました。

売上高は約1.13兆円です。事業は、心臓血管カンパニー、メディカルケアソリューションズカンパニー、血液・細胞テクノロジーカンパニー、オーガンテクノロジーズ事業(⁠2025年に買収したイギリスのオーガノックス)の4つです。

HOYA

HOYAは、メガネレンズやコンタクトレンズ、内視鏡などの医療機器(⁠ライフケア)と、半導体用のマスクブランクス・フォトマスクやハードディスク用ガラス基板(⁠情報・通信)を2本柱とする会社です。光学ガラスの製造から始まりました。

売上高は約9,477億円です。事業は、ライフケア(⁠メガネレンズ、コンタクトレンズ、内視鏡、眼内レンズ、人工骨など)と、情報・通信(⁠半導体用マスクブランクス・フォトマスク、FPD用フォトマスク、HDD用ガラス基板)の2分野です。

歴史の違い

テルモ

  1. 1921〜1922年赤線検温器株式会社として設立され、体温計を発売します。
  2. 1963年プラスチック製の注射筒を発売します。
  3. 1999年アメリカの3M社から人工心肺事業を買収し、心臓血管の分野を広げます。
  4. 2006〜2011年アメリカのマイクロベンションと、血液関連のカリディアンBCT(⁠今のテルモBCT)を買収します。

HOYA

  1. 1941年東京都保谷市(⁠今の西東京市)で東洋光学硝子製造所として創業し、光学ガラスの製造を始めます。
  2. 1962〜1974年メガネレンズ、ソフトコンタクトレンズ、半導体用マスクサブストレートの製造を次々に始めます。
  3. 1984〜1991年社名をHOYAに変え、眼内レンズ(⁠1987年)とHDD用ガラスディスク(⁠1991年)を始めます。
  4. 2007〜2011年ペンタックスをTOBで連結子会社にして翌年吸収合併する一方、2009年にクリスタル事業を終え、2011年にPENTAXイメージング・システム事業をリコーに譲渡します。

いま何に賭けているか

テルモ

2021年に策定した5カ年成長戦略「⁠GS26」で、ビジョンを「⁠デバイスからソリューションへ」と掲げています。生体内へのアクセス・デリバリー(⁠Delivery)、デジタル(⁠Digital)、機器と薬剤を組み合わせた「⁠Deviceuticals」の3つの「⁠D」に取り組んでいます。

HOYA

ライフケアと情報・通信の2分野を柱に、ライフケア事業と、半導体・HDD関連製品を成長ドライバーとしています。次の10年、20年の成長を担う新しい事業の開発・獲得を重要な経営課題とし、内部開発とM&Aで新しい事業や技術を獲得するとしています。経営指標にはSVA(⁠Shareholders Value Added)を使っています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいテルモ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いHOYAのほうが景気の波に強い。

よくある質問

テルモとHOYAはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はテルモが約657万円、HOYAが約661万円。ほぼ同じ水準。
テルモとHOYAはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はテルモが62.3点、HOYAが75.9点で、HOYAが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく