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石油資源開発とコスモエネルギーホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。石油・資源開発の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は石油資源開発が約857万円、コスモエネルギーホールディングスが約915万円。コスモエネルギーホールディングスのほうが約58万円高い。
  • 売上高は石油資源開発が3,403億円、コスモエネルギーホールディングスが2.68兆円で、コスモエネルギーホールディングスが約7.9倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は石油資源開発が18.1%、コスモエネルギーホールディングスが5.6%で、石油資源開発のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

石油資源開発コスモエネルギーホールディングス
働きやすさの点数75.7点(⁠S)78点(S)
平均年収1,061万円(⁠39.8歳)1,188万円(⁠42歳)
30歳換算年収約857万円約915万円
月の平均残業16.5時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.2年13年
売上高3,403億円2.68兆円
売上に対する利益の割合18.1%(⁠経常利益)5.6%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.37倍1.10倍
従業員数(⁠単体)993人267人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは石油資源開発が1.37倍、コスモエネルギーホールディングスが1.10倍で、勢いは石油資源開発が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は石油資源開発が75.7点、コスモエネルギーホールディングスが78点で、コスモエネルギーホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

石油資源開発

石油資源開発(⁠JAPEX)は、地下から石油や天然ガスを探して掘り出す会社です。もとは国の出資でつくられた会社で、新潟・秋田・北海道のガス田を開発してきました。今は、掘ったガスや輸入したLNG(⁠液化天然ガス)をパイプラインで届けたり、発電したりもしています。

売上高は約3,400億円で、鉱業で国内1位です。お金の入り口は二つです。一つは「⁠E&P事業」(⁠探鉱・開発・生産)で、国内や海外(⁠北米、欧州、中東など)で石油・ガスを掘って売ります。もう一つは「⁠インフラ・ユーティリティ事業」で、全長800km超の自社ガスパイプラインを通じて、沿線の地域にガスを売ったり、電力を販売したりします。

コスモエネルギーホールディングス

コスモエネルギーホールディングスは、コスモ石油を中心とする石油グループの持株会社です。アブダビなどでの原油開発から、輸入・精製・販売(⁠コスモ石油のサービスステーション)、石油化学、風力発電まで一貫して手がけています。

売上高は約2.68兆円です。事業は、石油(⁠輸入、精製、潤滑油、販売)、石油化学(⁠丸善石油化学など)、石油開発(⁠アブダビ石油など)、再生可能エネルギー(⁠風力発電)の4つです。

歴史の違い

石油資源開発

  1. 1955年国の出資で、特殊会社「⁠石油資源開発」が設立されます。
  2. 1958〜1968年新潟・秋田で油田やガス田を次々に発見します。
  3. 1970年国の石油開発公団から分かれ、民間会社として再出発します。
  4. 1996年新潟と仙台を結ぶ約251kmのガスパイプラインが完成し、ガスを広い地域に届ける事業が本格化します。

コスモエネルギーホールディングス

  1. 1939年新潟県の精油業者8社が合同して大協石油(⁠今のコスモ石油)が設立されます。
  2. 1967〜1968年丸善石油、日本鉱業とともにアブダビ首長国政府と利権協定を結び、アブダビ石油を設立します。
  3. 1986年大協石油、丸善石油などが合併し、コスモ石油になります。
  4. 2015年コスモ石油が持株会社のコスモエネルギーホールディングスを設立します。

いま何に賭けているか

石油資源開発

2026年4月に「⁠JAPEX経営計画2026-2035」を公表しました。エネルギーの安定供給の重要性が見直され、AIの普及で電力需要が増える見通しの中で、石油・天然ガスの事業をさらに強くし、あわせてCO2を回収して地中に埋めるCCSなどの脱炭素事業も育てるとしています。

コスモエネルギーホールディングス

2035年を見据えた長期ビジョン「⁠Vision 2035」で、石油/次世代エネルギー、資源開発、電力サプライチェーンの3つの柱に注力するとしています。10年間で約8,000億円の成長投資を行い、2035年度に在庫評価を除く経常利益2,500億円以上、ROE15%以上を目指しています。AIや半導体向けの成長事業を「⁠NeXTグロース」と呼んでいます。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい石油資源開発。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い石油資源開発のほうが景気の波に強い。

よくある質問

石油資源開発とコスモエネルギーホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は石油資源開発が約857万円、コスモエネルギーホールディングスが約915万円。コスモエネルギーホールディングスのほうが約58万円高い。
石油資源開発とコスモエネルギーホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は石油資源開発が75.7点、コスモエネルギーホールディングスが78点で、コスモエネルギーホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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