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東宝と松竹の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。エンタメ・レジャーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東宝が約802万円、松竹が約635万円。東宝のほうが約167万円高い。
  • 月の平均残業は東宝が12.8時間、松竹が7.2時間。松竹のほうが月5.6時間少ない。
  • 売上高は東宝が3,607億円、松竹が982億円で、東宝が約3.7倍の規模。

数字で比べる

東宝松竹
働きやすさの点数72.3点(⁠S-)66.1点(⁠A)
平均年収952万円(⁠37.9歳)830万円(⁠42.3歳)
30歳換算年収約802万円約635万円
月の平均残業12.8時間7.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数11.8年15.2年
売上高3,607億円982億円
売上に対する利益の割合19.4%(⁠経常利益)6.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.58倍1.37倍
従業員数(⁠単体)529人619人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東宝が19.4%、松竹が6.5%で、東宝のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは東宝が1.58倍、松竹が1.37倍で、勢いは東宝が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東宝が72.3点、松竹が66.1点で、東宝が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東宝

東宝は、映画の製作・配給、映画館チェーンのTOHOシネマズ、帝国劇場などでの演劇、そして日比谷や有楽町のビルなどの不動産を持つ会社です。小林一三が1932年に設立しました。最近はアニメを「⁠第4の柱」にしようとしています。

売上高は約3,607億円です。事業は、映画(⁠配給、TOHOシネマズでの興行、映像関連)、IP・アニメ、演劇、不動産の4つが柱です。

松竹

松竹は、映画の製作・配給・興行(⁠シネコンは松竹マルチプレックスシアターズ)と、歌舞伎を中心とする演劇、そして歌舞伎座や東劇ビルなどの不動産を持つ会社です。1895年に大谷竹次郎が京都で演劇興行を始めたことが起源で、兄の白井松次郎とともに1902年に新聞で「⁠松竹」と紹介され、その名が知られるようになりました。

売上高は約982億円です。事業は、映像関連(⁠映画の製作・配給・興行、版権許諾、テレビ映画、CS放送など)、演劇(⁠歌舞伎など)、不動産、その他の4つです。

歴史の違い

東宝

  1. 1932年小林一三が、映画・演劇の興行を目的に東京宝塚劇場を設立します。
  2. 1943年東宝映画を合併して映画の製作・配給・興行と演劇を一貫経営する体制になり、社名を東宝に変えます。
  3. 2003年ヴァージン・シネマズ・ジャパンを買収し、TOHOシネマズに社名を変えます。
  4. 2013年東宝不動産を公開買付けで完全子会社にし、洋画配給の東宝東和も完全子会社にします。

松竹

  1. 1895〜1902年大谷竹次郎が京都で演劇興行を始め、1902年に兄の白井松次郎とともに新聞で「⁠松竹」と紹介されます。
  2. 1920年松竹キネマ合名社を創立して映画の製作・配給を始め、蒲田撮影所を開きます。
  3. 1951年歌舞伎座を復興開場します。
  4. 2013年歌舞伎座と歌舞伎座タワーが竣工し、新しい歌舞伎座が開場します。

いま何に賭けているか

東宝

長期ビジョン「⁠TOHO VISION 2032」で、映画・演劇・不動産の3本柱に加えてアニメ事業を「⁠第4の柱」にするとしています。キーワードは「⁠企画&IP」「⁠アニメーション」「⁠デジタル」「⁠海外」です。2032年の目標は営業利益750億〜1,000億円、ROEは恒常的に10%程度以上です。

松竹

ミッションは「⁠日本文化の伝統を継承、発展させ、世界文化に貢献する」「⁠時代のニーズをとらえ、あらゆる世代に豊かで多様なコンテンツをお届けする」です。映画では自社企画・幹事作品を増やし、充実したライブラリーを配信や海外ライセンスにも活用するとしています。演劇では、歌舞伎の古典上演と新作創作を続けるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら東宝、時間のゆとりを取るなら松竹。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東宝。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東宝のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東宝と松竹はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東宝が約802万円、松竹が約635万円。東宝のほうが約167万円高い。
東宝と松竹はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東宝が12.8時間、松竹が7.2時間。松竹のほうが月5.6時間少ない。
東宝と松竹はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東宝が72.3点、松竹が66.1点で、東宝が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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