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松竹の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、松竹の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 松竹はどんな会社か

松竹は、映画の製作・配給・興行(⁠シネコンは松竹マルチプレックスシアターズ)と、歌舞伎を中心とする演劇、そして歌舞伎座や東劇ビルなどの不動産を持つ会社です。1895年に大谷竹次郎が京都で演劇興行を始めたことが起源で、兄の白井松次郎とともに1902年に新聞で「⁠松竹」と紹介され、その名が知られるようになりました。

いまの状況:ミッションは「⁠日本文化の伝統を継承、発展させ、世界文化に貢献する」「⁠時代のニーズをとらえ、あらゆる世代に豊かで多様なコンテンツをお届けする」です。

転機:2013年 歌舞伎座と歌舞伎座タワーが竣工し、新しい歌舞伎座が開場します/2025年 BS松竹東急の全株式をJCOMに譲渡し、BS放送事業から撤退します。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高982億円情報通信業の上場580社中41位。
売上に対する経常利益の割合6.5%業界中央値8.9%より2.5ポイント低い。
売上の4年の伸び1.37倍業界中央値は1.45倍。
従業員数(⁠単体)619人4年で1.06倍。
30歳換算年収約635万円業界中央値は約549万円。
月の平均残業7.2時間業界中央値は14.9時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは松竹の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 白井松次郎・大谷竹次郎の兄弟の活躍が、1902年に大阪朝日新聞で「⁠松竹の新年」の見出しで報じられ、「⁠松竹」の名が世間に知られるようになりました。
  • 映画と演劇(⁠歌舞伎)の両方を持ち、社員数もほぼ半々です。歌舞伎座(⁠2013年新開場)、京都南座、新橋演舞場などの劇場も運営しています。
  • 中核の映画と演劇は業績の振れが大きいため、特定の経営指標を目標にせず、安定した収益基盤の強化を第一にしているとしています。不動産事業では資産のより効率的な運用を図るとしています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

松竹株式会社は、上場580社の中で売上41位の大手。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

松竹朝日放送グループホールデシステナ東映アニメーション
売上高982億円960億円944億円937億円
利益率6.5%4.6%17.1%35.7%
4年の売上の伸び1.37倍1.13倍1.45倍1.64倍
30歳換算年収635万円975万円506万円703万円
月の残業7.2時間未公表9.7時間未公表

求める人物像

当企業グループでは「⁠多様性」「⁠働く環境」「⁠育成」を人材戦略の柱として推し進めています。[多様性] 多様性を確保するために、新卒採用のみならず中途採用も実施し、事業の特性に応じた人材を採用しております。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:多様性

会社自身が挙げているリスク

感染症拡大、劇場用映画の興行成績、知的財産権の侵害、演劇事業の興行成績、自然災害等の発生、固定資産の減損会計。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 映像関連事業:605人(⁠47%)
  • 演劇事業:599人(⁠46%)
  • 不動産事業:97人(⁠7%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

入社後にやりたいこと
事業の柱は映像関連事業・演劇事業・不動産事業。
当社の課題は
会社自身は「⁠感染症拡大」「⁠劇場用映画の興行成績」「⁠知的財産権の侵害」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠日本文化の伝統を継承、発展させ、世界文化に貢献する」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 有価証券報告書で「⁠感染症拡大」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い