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東宝の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、東宝の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 東宝はどんな会社か

東宝は、映画の製作・配給、映画館チェーンのTOHOシネマズ、帝国劇場などでの演劇、そして日比谷や有楽町のビルなどの不動産を持つ会社です。小林一三が1932年に設立しました。最近はアニメを「⁠第4の柱」にしようとしています。

いまの状況:長期ビジョン「⁠TOHO VISION 2032」で、映画・演劇・不動産の3本柱に加えてアニメ事業を「⁠第4の柱」にするとしています。

転機:2013年 東宝不動産を公開買付けで完全子会社にし、洋画配給の東宝東和も完全子会社にします/2025年 創立100周年に向けて、グループ・スローガン「⁠Moments for Life その時間が、人生の力になる。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高3,607億円情報通信業の上場580社中18位。
売上に対する経常利益の割合19.4%業界中央値8.9%より10.5ポイント高い。
売上の4年の伸び1.58倍業界中央値は1.45倍。
従業員数(⁠単体)529人4年で1.50倍。
30歳換算年収約802万円業界中央値は約549万円。
月の平均残業12.8時間業界中央値は14.9時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは東宝の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 製作(⁠東宝スタジオ)、配給(⁠東宝、洋画は東宝東和)、興行(⁠TOHOシネマズ)までを自社グループで持っています。演劇の製作・興行も主に東宝本体が行っています。
  • 不動産事業の社員は約1,600人と、映画事業(⁠約1,700人)とほぼ同じ規模です。日比谷、有楽町、新宿などにビルを持ち、2013年に完全子会社にした東宝不動産を2017年に合併しています。
  • TOHO Globalがグループの扱うIPと映像作品の海外展開を担当しています。企業の存在意義は「⁠健全な娯楽を広く大衆に提供すること」、価値観は「⁠我々の享くる幸福はお客様の賜ものなり」、行動理念は「⁠朗らかに、清く正しく美しく」です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

東宝株式会社は、道路の維持管理・清掃等を主力とする会社。上場580社の中で売上18位の大手。今は「⁠東宝グループ 中期経営計画 2028」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

東宝インターネットイニシアテU-NEXT HOLDISCSK
売上高3,607億円3,454億円3,904億円4,167億円
利益率19.4%(⁠経常)10.2%(⁠税引前)7.9%(⁠経常)19.2%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.58倍1.53倍1.87倍1.25倍
30歳換算年収802万円635万円549万円614万円
月の残業12.8時間24.9時間未公表3.9時間

4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

また、2025年4月に公表した「⁠中期経営計画 2028」においては、重点ポイントに「⁠人への投資とエンゲージメント向上」を掲げるとともに、「⁠心が動き、心を動かす仕事を通じて幸福を得られる会社へ」という新たな「⁠人材と組織のビジョン」を策定いたしました。具体的には、1成長を推進し、変化に対応できる多様な人材の獲得を促進、2企画力あふれる東宝らしい精鋭人材の育成を強化、3社員の強みを活かし、成長を支援する人事施策を推進、4自らを律し、裁量をもって、安心して活躍できる組織・環境を追求、の4つの方針をもって進めてまいります。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・自律・デジタル・創造・変革

会社自身が挙げているリスク

コンテンツの制作現場、知的財産権の侵害や不正転売、不動産事業、道路事業、人権問題、コンプライアンス。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 映画事業:1,694人(⁠44%)
  • IP・アニメ事業:464人(⁠12%)
  • 演劇事業:138人(⁠4%)
  • 不動産事業:1,579人(⁠41%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠東宝グループ 中期経営計画 2028」。
当社の課題は
会社自身は「⁠コンテンツの制作現場」「⁠知的財産権の侵害や不正転売」「⁠不動産事業」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠TOHO VISION 2032」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 2026年3月の代表者の異動について、現場の仕事にはどんな影響がありましたか。
  • 有価証券報告書で「⁠コンテンツの制作現場」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い