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東宝とKADOKAWAの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。エンタメ・レジャーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東宝が約802万円、KADOKAWAが約677万円。東宝のほうが約125万円高い。
  • 月の平均残業は東宝が12.8時間、KADOKAWAが7.4時間。KADOKAWAのほうが月5.4時間少ない。
  • 売上高は東宝が3,607億円、KADOKAWAが2,829億円で、規模は近い。

数字で比べる

東宝KADOKAWA
働きやすさの点数72.3点(⁠S-)61.6点(⁠A-)
平均年収952万円(⁠37.9歳)872万円(⁠41.6歳)
30歳換算年収約802万円約677万円
月の平均残業12.8時間7.4時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数11.8年11.4年
売上高3,607億円2,829億円
売上に対する利益の割合19.4%(⁠経常利益)4.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.58倍1.28倍
従業員数(⁠単体)529人2,471人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は東宝が19.4%、KADOKAWAが4.1%で、東宝のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは東宝が1.58倍、KADOKAWAが1.28倍で、勢いは東宝が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は東宝が72.3点、KADOKAWAが61.6点で、東宝が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東宝

東宝は、映画の製作・配給、映画館チェーンのTOHOシネマズ、帝国劇場などでの演劇、そして日比谷や有楽町のビルなどの不動産を持つ会社です。小林一三が1932年に設立しました。最近はアニメを「⁠第4の柱」にしようとしています。

売上高は約3,607億円です。事業は、映画(⁠配給、TOHOシネマズでの興行、映像関連)、IP・アニメ、演劇、不動産の4つが柱です。

KADOKAWA

KADOKAWAは、書籍・電子書籍などの出版、アニメ・実写映像、ゲーム(⁠フロム・ソフトウェア、スパイク・チュンソフトなど)、動画コミュニティサービス(⁠ドワンゴ)、教育・EdTechなどの事業を持つ会社です。2014年にKADOKAWAとドワンゴが経営統合してできました。

売上高は約2,829億円です。事業は、出版・IP創出、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTech、その他の6つです。

歴史の違い

東宝

  1. 1932年小林一三が、映画・演劇の興行を目的に東京宝塚劇場を設立します。
  2. 1943年東宝映画を合併して映画の製作・配給・興行と演劇を一貫経営する体制になり、社名を東宝に変えます。
  3. 2003年ヴァージン・シネマズ・ジャパンを買収し、TOHOシネマズに社名を変えます。
  4. 2013年東宝不動産を公開買付けで完全子会社にし、洋画配給の東宝東和も完全子会社にします。

KADOKAWA

  1. 2014年KADOKAWAとドワンゴが経営統合し、共同持株会社のKADOKAWA・DWANGOを設立します。
  2. 2015年社名をカドカワに変えます。
  3. 2019年子会社のKADOKAWAの全事業を引き継ぎ、社名をKADOKAWAに変えます。
  4. 2022〜2023年東京証券取引所プライム市場に移り、指名委員会等設置会社になります。

いま何に賭けているか

東宝

長期ビジョン「⁠TOHO VISION 2032」で、映画・演劇・不動産の3本柱に加えてアニメ事業を「⁠第4の柱」にするとしています。キーワードは「⁠企画&IP」「⁠アニメーション」「⁠デジタル」「⁠海外」です。2032年の目標は営業利益750億〜1,000億円、ROEは恒常的に10%程度以上です。

KADOKAWA

コーポレートミッションは「⁠世界の才能と、感動をつなぐ、クリエイティブプラットフォーマーへ」です。IPを生み出し、事業間の連携でIPの価値を最大化し、世界に広げる「⁠グローバル・メディアミックス with Technology」を基本戦略としています。2032年3月期に売上高4,000億円(⁠うち海外1,000億円)、営業利益380億円を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら東宝、時間のゆとりを取るならKADOKAWA。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東宝。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東宝のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東宝とKADOKAWAはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東宝が約802万円、KADOKAWAが約677万円。東宝のほうが約125万円高い。
東宝とKADOKAWAはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は東宝が12.8時間、KADOKAWAが7.4時間。KADOKAWAのほうが月5.4時間少ない。
東宝とKADOKAWAはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東宝が72.3点、KADOKAWAが61.6点で、東宝が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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