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UBEとリンテックの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はUBEが約579万円、リンテックが約548万円。UBEのほうが約31万円高い。
  • 月の平均残業はUBEが17時間、リンテックが7.9時間。リンテックのほうが月9.1時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はUBEが95.5%、リンテックが76%。

数字で比べる

UBEリンテック
働きやすさの点数59点(B)67.2点(⁠A+)
平均年収775万円(⁠43.4歳)724万円(⁠42.8歳)
30歳換算年収約579万円約548万円
月の平均残業17時間7.9時間
有給取得率95.5%76%
平均勤続年数14.7年18.6年
売上高4,623億円3,194億円
売上に対する利益の割合8.1%(⁠経常利益)8.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.71倍1.24倍
従業員数(⁠単体)2,778人2,549人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はUBEが4,623億円、リンテックが3,194億円で、UBEが約1.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はUBEが8.1%、リンテックが8.0%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びはUBEが0.71倍、リンテックが1.24倍で、勢いはリンテックが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はUBEが59点、リンテックが67.2点で、リンテックが上回る。

何で稼いでいるかの違い

UBE

UBE(⁠旧宇部興産)は、ポリイミド、分離膜、セパレータなどの機能品、高機能ウレタン、医薬品の受託製造、ナイロン・カプロラクタムなどの樹脂・化成品、機械(⁠UBEマシナリー)などを手がける化学メーカーです。1897年の沖ノ山炭鉱を起源に、1942年に4社が合併して宇部興産が設立されました。

売上高は約4,623億円です。事業は、機能品、高機能ウレタン、医薬、樹脂・化成品、機械などです。2022年にセメント関連事業を持分法適用関連会社のUBE三菱セメントに移しました。

リンテック

リンテックは、シール・ラベル用の粘着製品、ウインドーフィルム、半導体関連の粘着テープや装置、特殊紙などをつくる会社です。1934年に不二紙工として設立され、包装用ガムテープの製造販売から始まりました。

売上高は約3,194億円です。事業は、印刷材・産業工材関連(⁠シール・ラベル用粘着製品、自動車用粘着製品、ウインドーフィルム、屋外看板用フィルムなど)、電子・光学関連(⁠半導体関連粘着テープ・装置、積層セラミックコンデンサ関連テープ、光学ディスプレイ関連粘着製品)、洋紙・加工材関連の3つです。

歴史の違い

UBE

  1. 1897年沖ノ山炭鉱が設立されます。
  2. 1942年沖ノ山炭鉱、宇部新川鉄工所、宇部セメント製造、宇部窒素工業の4社が合併し、宇部興産が設立されます。
  3. 1955年宇部カプロラクタム工場を新設します。
  4. 1997年タイでカプロラクタムとナイロンの会社が操業を始めます。

リンテック

  1. 1934年不二紙工を設立し、包装用ガムテープの製造販売を始めます。
  2. 1962〜1964年段ボール箱の自動包装機の製作を始め、その部門を別会社にします。
  3. 1984〜1987年社名をFSKに変え、米国に設立した子会社を通じて工業用粘着フィルムメーカーのMADICOを買収します。
  4. 1990年四国製紙、創研化工と合併し、社名をリンテックに変えます。

いま何に賭けているか

UBE

パーパスは「⁠希望ある化学で、難題を打ち破る。」です。中期経営計画「⁠UBE Vision 2030 Transformation -2nd Stage-」(⁠2025〜2030年度)で、「⁠地球環境と人々の健康、そして豊かな未来社会に貢献するスペシャリティ化学企業」を目指しています。創業の精神は「⁠共存同栄」と「⁠有限の鉱業から無限の工業へ」です。

リンテック

社名の「⁠リンテック」は“リンケージ(⁠結合)”と“テクノロジー”を表し、社是は「⁠至誠と創造」です。粘着応用技術、表面改質技術、システム化技術、特殊紙・剥離材製造技術の4つを固有技術としています。長期ビジョン「⁠LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030」を進めており、2026年3月期は半導体・電子部品関連製品が好調で、売上高、営業利益、当期純利益が過去最高になりました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならUBE、時間のゆとりを取るならリンテック。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいリンテック。

よくある質問

UBEとリンテックはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はUBEが約579万円、リンテックが約548万円。UBEのほうが約31万円高い。
UBEとリンテックはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はUBEが17時間、リンテックが7.9時間。リンテックのほうが月9.1時間少ない。
UBEとリンテックはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はUBEが59点、リンテックが67.2点で、リンテックが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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