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UBEとダイセルの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はUBEが約579万円、ダイセルが約668万円。ダイセルのほうが約89万円高い。
  • 月の平均残業はUBEが17時間、ダイセルが12.6時間。ダイセルのほうが月4.4時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はUBEが95.5%、ダイセルが81.7%。

数字で比べる

UBEダイセル
働きやすさの点数59点(B)75点(S)
平均年収775万円(⁠43.4歳)866万円(⁠41.9歳)
30歳換算年収約579万円約668万円
月の平均残業17時間12.6時間
有給取得率95.5%81.7%
平均勤続年数14.7年16.2年
売上高4,623億円5,796億円
売上に対する利益の割合8.1%(⁠経常利益)7.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.71倍1.24倍
従業員数(⁠単体)2,778人2,533人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はUBEが4,623億円、ダイセルが5,796億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はUBEが8.1%、ダイセルが7.8%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びはUBEが0.71倍、ダイセルが1.24倍で、勢いはダイセルが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はUBEが59点、ダイセルが75点で、ダイセルが上回る。

何で稼いでいるかの違い

UBE

UBE(⁠旧宇部興産)は、ポリイミド、分離膜、セパレータなどの機能品、高機能ウレタン、医薬品の受託製造、ナイロン・カプロラクタムなどの樹脂・化成品、機械(⁠UBEマシナリー)などを手がける化学メーカーです。1897年の沖ノ山炭鉱を起源に、1942年に4社が合併して宇部興産が設立されました。

売上高は約4,623億円です。事業は、機能品、高機能ウレタン、医薬、樹脂・化成品、機械などです。2022年にセメント関連事業を持分法適用関連会社のUBE三菱セメントに移しました。

ダイセル

ダイセルは、自動車エアバッグ用インフレータ、ポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチック(⁠ポリプラスチックス)、酢酸セルロース・アセテート・トウ、光学異性体分離カラム、電子材料向け機能品などをつくる化学メーカーです。1919年に大日本セルロイドとして創立されました。

売上高は約5,796億円です。事業は、メディカル・ヘルスケア(⁠健康食品、光学異性体分離カラム)、スマート(⁠電子材料向け機能品、高機能フィルムなど)、セイフティ(⁠エアバッグ用インフレータ)、マテリアル、エンジニアリングプラスチックの5つです。

歴史の違い

UBE

  1. 1897年沖ノ山炭鉱が設立されます。
  2. 1942年沖ノ山炭鉱、宇部新川鉄工所、宇部セメント製造、宇部窒素工業の4社が合併し、宇部興産が設立されます。
  3. 1955年宇部カプロラクタム工場を新設します。
  4. 1997年タイでカプロラクタムとナイロンの会社が操業を始めます。

ダイセル

  1. 1919年大日本セルロイドとして創立されます。
  2. 1934年写真フィルム部を分離し、富士写真フイルム(⁠今の富士フイルムホールディングス)を設立します。
  3. 1964年米国Celanese社との合弁でポリプラスチックスを設立します。
  4. 1966〜1979年社名をダイセルに変え、のちにダイセル化学工業に変えます。

いま何に賭けているか

UBE

パーパスは「⁠希望ある化学で、難題を打ち破る。」です。中期経営計画「⁠UBE Vision 2030 Transformation -2nd Stage-」(⁠2025〜2030年度)で、「⁠地球環境と人々の健康、そして豊かな未来社会に貢献するスペシャリティ化学企業」を目指しています。創業の精神は「⁠共存同栄」と「⁠有限の鉱業から無限の工業へ」です。

ダイセル

基本理念は「⁠価値共創によって人々を幸せにする会社 ~ Sustainable Value Together ~」です。長期ビジョン『⁠DAICEL VISION 4.0』で、健康、安全・安心、便利・快適などの領域に注力するとし、2026年度に新中期戦略『⁠Accelerate 2030』を策定しました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でダイセルが上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいダイセル。

よくある質問

UBEとダイセルはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はUBEが約579万円、ダイセルが約668万円。ダイセルのほうが約89万円高い。
UBEとダイセルはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はUBEが17時間、ダイセルが12.6時間。ダイセルのほうが月4.4時間少ない。
UBEとダイセルはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はUBEが59点、ダイセルが75点で、ダイセルが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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