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トヨタ紡織とカヤバの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はトヨタ紡織が約606万円、カヤバが約547万円。トヨタ紡織のほうが約59万円高い。
  • 月の平均残業はトヨタ紡織が23時間、カヤバが18.6時間。カヤバのほうが月4.4時間少ない。
  • 売上高はトヨタ紡織が2.04兆円、カヤバが4,815億円で、トヨタ紡織が約4.2倍の規模。

数字で比べる

トヨタ紡織カヤバ
働きやすさの点数59.4点(⁠B)63.9点(⁠A-)
平均年収775万円(⁠41.3歳)709万円(⁠41.9歳)
30歳換算年収約606万円約547万円
月の平均残業23時間18.6時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.7年17.2年
売上高2.04兆円4,815億円
売上に対する利益の割合3.0%(⁠税引前利益)7.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.43倍1.24倍
従業員数(⁠単体)8,655人4,414人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はトヨタ紡織が3.0%、カヤバが7.3%で、カヤバのほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはトヨタ紡織が1.43倍、カヤバが1.24倍で、勢いはトヨタ紡織が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はトヨタ紡織が59.4点、カヤバが63.9点で、カヤバが上回る。

何で稼いでいるかの違い

トヨタ紡織

トヨタ紡織は、自動車のシートやドアトリム、天井などの内装品と、エアフィルターなどをつくるトヨタグループの部品メーカーです。もとは紡績(⁠糸をつくる)の会社で、その技術を自動車の内装に生かしてきました。

売上高は約2.0兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内11位です。お金の入り口は、トヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーです。シート、ドアトリム、成形天井、フロアカーペットなどの内装品を幅広く手がけ、2000年からは内装をまとめて担う「⁠内装システムサプライヤー」としてトヨタの車種に関わっています。

カヤバ

カヤバ(⁠KYB)は、自動車・二輪車用の油圧緩衝器、建設機械向けの産業用油圧機器、航空機用の離着陸装置などをつくる会社です。1919年に萱場資郎が萱場発明研究所を創業し、航空機用の油圧緩衝脚などをつくったのが始まりです。

売上高は約4,815億円です。事業は、AC(⁠四輪車・二輪車用油圧緩衝器、油圧機器)、HC(⁠建設機械向けの産業用油圧機器)、航空機器(⁠離着陸装置、操舵装置など)、特装車両などです。

歴史の違い

トヨタ紡織

  1. 1918年豊田紡織が創立されます。
  2. 1943〜1950年トヨタ自動車工業に合併され、1950年に民成紡績として独立します。
  3. 1970〜2000年代シートの生地、エアフィルター、成形天井、バンパーなど、自動車部品の製造に次々と広げていきます。
  4. 2004年アラコ(⁠内装事業)、タカニチと合併し、トヨタ紡織に社名を変えます。

カヤバ

  1. 1919〜1935年萱場資郎が萱場発明研究所を創業し、航空機用の油圧緩衝脚やカタパルトを製作して、株式会社萱場製作所を創立します。
  2. 1948年企業再建整備法による第二会社として萱場工業を設立します。
  3. 1974〜1996年米国、インドネシア、スペイン、マレーシア、ドイツ、タイに会社をつくります。
  4. 1985年社名をカヤバ工業に変えます。

いま何に賭けているか

トヨタ紡織

2030年の目指す姿として、快適な移動空間をつくる「⁠インテリアスペースクリエイター」を掲げています。企画提案力と技術開発力の強化、安全・品質最優先のものづくり、新規顧客や新しい領域の開拓、AIによる業務効率化などに取り組むとしています。

カヤバ

経営理念は「⁠人々の暮らしを安全・快適にする技術や製品を提供し、社会に貢献するカヤバグループ」です。2025年に創立90周年を迎え、「⁠KYB GROUP VISION 2035」を掲げています。会社は、EV市場拡大のスピードに変化が生じ、建設機械市場では無人化や省エネ化が広がりつつあるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならトヨタ紡織、時間のゆとりを取るならカヤバ。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいトヨタ紡織。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いカヤバのほうが景気の波に強い。

よくある質問

トヨタ紡織とカヤバはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はトヨタ紡織が約606万円、カヤバが約547万円。トヨタ紡織のほうが約59万円高い。
トヨタ紡織とカヤバはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はトヨタ紡織が23時間、カヤバが18.6時間。カヤバのほうが月4.4時間少ない。
トヨタ紡織とカヤバはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はトヨタ紡織が59.4点、カヤバが63.9点で、カヤバが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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