トップ › 会社比較 › 自動車部品・タイヤ › トヨタ紡織と日本特殊陶業

トヨタ紡織と日本特殊陶業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はトヨタ紡織が約606万円、日本特殊陶業が約740万円。日本特殊陶業のほうが約134万円高い。
  • 月の平均残業はトヨタ紡織が23時間、日本特殊陶業が16.9時間。日本特殊陶業のほうが月6.1時間少ない。
  • 売上高はトヨタ紡織が2.04兆円、日本特殊陶業が7,312億円で、トヨタ紡織が約2.8倍の規模。

数字で比べる

トヨタ紡織日本特殊陶業
働きやすさの点数59.4点(⁠B)75.5点(⁠S)
平均年収775万円(⁠41.3歳)993万円(⁠43.5歳)
30歳換算年収約606万円約740万円
月の平均残業23時間16.9時間
有給取得率未公表82.5%
平均勤続年数14.7年15.3年
売上高2.04兆円7,312億円
売上に対する利益の割合3.0%(⁠税引前利益)22.6%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.43倍1.49倍
従業員数(⁠単体)8,655人3,208人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はトヨタ紡織が3.0%、日本特殊陶業が22.6%で、日本特殊陶業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はトヨタ紡織が59.4点、日本特殊陶業が75.5点で、日本特殊陶業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

トヨタ紡織

トヨタ紡織は、自動車のシートやドアトリム、天井などの内装品と、エアフィルターなどをつくるトヨタグループの部品メーカーです。もとは紡績(⁠糸をつくる)の会社で、その技術を自動車の内装に生かしてきました。

売上高は約2.0兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内11位です。お金の入り口は、トヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーです。シート、ドアトリム、成形天井、フロアカーペットなどの内装品を幅広く手がけ、2000年からは内装をまとめて担う「⁠内装システムサプライヤー」としてトヨタの車種に関わっています。

日本特殊陶業

日本特殊陶業(⁠英文社名Niterra)は、自動車のスパークプラグや各種センサと、切削工具、半導体製造装置用部品、ICパッケージなどのセラミック製品をつくる会社です。1936年に日本碍子(⁠今のNGK)からスパークプラグ部門が分離して設立されました。

売上高は約7,312億円です。事業は、自動車関連(⁠スパークプラグ、グロープラグ、自動車用センサ)と、コンポーネント・ソリューション(⁠切削工具、産業用セラミック、半導体製造装置用部品、医療用酸素濃縮装置など)の2つです。

歴史の違い

トヨタ紡織

  1. 1918年豊田紡織が創立されます。
  2. 1943〜1950年トヨタ自動車工業に合併され、1950年に民成紡績として独立します。
  3. 1970〜2000年代シートの生地、エアフィルター、成形天井、バンパーなど、自動車部品の製造に次々と広げていきます。
  4. 2004年アラコ(⁠内装事業)、タカニチと合併し、トヨタ紡織に社名を変えます。

日本特殊陶業

  1. 1936〜1937年日本碍子からスパークプラグ部門を分離して設立され、NGKスパークプラグの製造を始めます。
  2. 1949年NTKニューセラミックの製造を始めます。
  3. 1959〜1980年ブラジル、米国、マレーシア、タイ、英国、インドネシア、ドイツ、オーストラリアに会社をつくります。
  4. 1982〜1997年自動車用酸素センサの製造を始め、NGKイリジウムプラグを発売します。

いま何に賭けているか

トヨタ紡織

2030年の目指す姿として、快適な移動空間をつくる「⁠インテリアスペースクリエイター」を掲げています。企画提案力と技術開発力の強化、安全・品質最優先のものづくり、新規顧客や新しい領域の開拓、AIによる業務効率化などに取り組むとしています。

日本特殊陶業

スローガンは「⁠セラミックスとその先へ、想像のその先へ」です。「⁠中期経営計画 2030」(⁠2025〜2029年度)で、自動車関連事業で得た収益を元に、セラミックス技術を活かせる「⁠モビリティ」「⁠半導体」「⁠環境・エネルギー」の3領域にリソースを集中するとしています。強みの内燃機関事業もさらに強化するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日本特殊陶業が上回っている。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日本特殊陶業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

トヨタ紡織と日本特殊陶業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はトヨタ紡織が約606万円、日本特殊陶業が約740万円。日本特殊陶業のほうが約134万円高い。
トヨタ紡織と日本特殊陶業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はトヨタ紡織が23時間、日本特殊陶業が16.9時間。日本特殊陶業のほうが月6.1時間少ない。
トヨタ紡織と日本特殊陶業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はトヨタ紡織が59.4点、日本特殊陶業が75.5点で、日本特殊陶業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく