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リコーと沖電気工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はリコーが約648万円、沖電気工業が約580万円。リコーのほうが約68万円高い。
  • 月の平均残業はリコーが8.8時間、沖電気工業が22.1時間。リコーのほうが月13.3時間少ない。
  • 売上高はリコーが2.61兆円、沖電気工業が4,216億円で、リコーが約6.2倍の規模。

数字で比べる

リコー沖電気工業
働きやすさの点数75.9点(⁠S)64点(A-)
平均年収906万円(⁠45.4歳)780万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約648万円約580万円
月の平均残業8.8時間22.1時間
有給取得率73.8%未公表
平均勤続年数19年18.4年
売上高2.61兆円4,216億円
売上に対する利益の割合3.5%(⁠税引前利益)4.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.48倍1.20倍
従業員数(⁠単体)4,596人4,356人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはリコーが1.48倍、沖電気工業が1.20倍で、勢いはリコーが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はリコーが75.9点、沖電気工業が64点で、リコーが上回る。

何で稼いでいるかの違い

リコー

リコーは、オフィスの複合機・プリンターで世界トップシェアを持つメーカーです。理化学研究所の発明を事業にする会社として生まれ、感光紙からカメラ、複写機へと広がりました。今は「⁠デジタルサービスの会社」への転換を進めています。

売上高は約2.6兆円で、電機業界で国内7位です。事業は、デジタルサービス(⁠複合機の販売・保守、ITサービス)、デジタルプロダクツ(⁠複合機などの開発・生産)、グラフィックコミュニケーションズ(⁠商用・産業印刷)、インダストリアルソリューションズに分かれています。

沖電気工業

沖電気工業(⁠OKI)は、道路・航空・消防などの官公庁向けシステム、防衛関連システム、ATMや現金処理機、ビジネスホン、EMS(⁠設計・生産受託)などを手がける会社です。1881年に沖牙太郎が電信機・電話機などをつくる明工舎を創業したのが始まりです。

売上高は約4,216億円です。事業は、パブリックソリューション(⁠道路・航空・消防・防災・防衛関連システムなど)、エンタープライズソリューション(⁠ATM、現金処理機、予約発券端末など)、コンポーネントプロダクツ(⁠IoTデバイス、PBX、ビジネスホンなど)、EMS(⁠設計・生産受託、プリント配線板など)です。

歴史の違い

リコー

  1. 1936年理化学研究所の発明を事業にする理化学興業の感光紙部門が独立し、「⁠理研感光紙」として設立されます。
  2. 1938〜1955年光学機器の製造を始め、1955年には小型卓上複写機の製造販売を始めます。
  3. 1963年社名をリコーに変えます。
  4. 1995〜2008年アメリカのSavin、イギリスのGestetner、アメリカのIKONなど、複写機の販売会社を次々に買収し、世界中に販売・サービス網を築きます。

沖電気工業

  1. 1881年沖牙太郎が電信機・電話機などをつくる明工舎を創業します。
  2. 1949年沖電気の第二会社として沖電気工業を設立します。
  3. 1994年プリンターとファクシミリなどの事業を沖データに譲渡します。
  4. 2008年半導体事業を譲渡します。

いま何に賭けているか

リコー

2026年4月からの「⁠中期経営戦略'26」で、5年先を見据えて毎年見直すローリング方式に変えました。お客さんの「⁠はたらく場」で、自社や他社の製品・サービス・ソフトウエアを組み合わせて競争力を高める「⁠インテグレーター」を目指しています。

沖電気工業

「⁠中期経営計画2025」では「⁠成長へ舵を切り、縮小均衡から脱却する」を基本方針とし、業績を回復させました。2026年度から6年間の「⁠経営計画2031」を始め、企業理念をPurpose、Vision、Value、OKI Spiritの4つに整理し直しました。知的資本の強化を基軸に「⁠守りから攻めへ」転換するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方でリコーが上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいリコー。

よくある質問

リコーと沖電気工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はリコーが約648万円、沖電気工業が約580万円。リコーのほうが約68万円高い。
リコーと沖電気工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はリコーが8.8時間、沖電気工業が22.1時間。リコーのほうが月13.3時間少ない。
リコーと沖電気工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はリコーが75.9点、沖電気工業が64点で、リコーが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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