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エア・ウォーターとリンテックの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はエア・ウォーターが約622万円、リンテックが約548万円。エア・ウォーターのほうが約74万円高い。
  • 月の平均残業はエア・ウォーターが15.3時間、リンテックが7.9時間。リンテックのほうが月7.4時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はエア・ウォーターが60.4%、リンテックが76%。

数字で比べる

エア・ウォーターリンテック
働きやすさの点数56.9点(⁠B)67.2点(⁠A+)
平均年収816万円(⁠42.5歳)724万円(⁠42.8歳)
30歳換算年収約622万円約548万円
月の平均残業15.3時間7.9時間
有給取得率60.4%76%
平均勤続年数9.9年18.6年
売上高1.07兆円3,194億円
売上に対する利益の割合-4.8%(⁠税引前利益)8.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.26倍1.24倍
従業員数(⁠単体)685人2,549人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はエア・ウォーターが1.07兆円、リンテックが3,194億円で、エア・ウォーターが約3.3倍の規模。
  • 当サイトの働きやすさの点数はエア・ウォーターが56.9点、リンテックが67.2点で、リンテックが上回る。

何で稼いでいるかの違い

エア・ウォーター

エア・ウォーターは、酸素・窒素などの産業ガスを中心に、LPガスなどのエネルギー、医療用ガスや衛生材料などの医療、食品(⁠冷凍食品、食肉加工、青果物)など幅広い事業を持つ会社です。1929年に札幌で設立された北海酸素が起源で、大同酸素、共同酸素との合併を経て2000年に今の社名になりました。

売上高は約1.07兆円です。事業は、デジタル&インダストリー(⁠産業ガス、電子材料、北米・インドの産業ガス事業など)、エネルギーソリューション(⁠LPガス、灯油、炭酸ガス、水素)、ヘルス&セーフティー(⁠医療用ガス、歯科材料、在宅医療など)、アグリ&フーズ(⁠青果物、冷凍食品、食肉加工、飲料の製造受託)です。

リンテック

リンテックは、シール・ラベル用の粘着製品、ウインドーフィルム、半導体関連の粘着テープや装置、特殊紙などをつくる会社です。1934年に不二紙工として設立され、包装用ガムテープの製造販売から始まりました。

売上高は約3,194億円です。事業は、印刷材・産業工材関連(⁠シール・ラベル用粘着製品、自動車用粘着製品、ウインドーフィルム、屋外看板用フィルムなど)、電子・光学関連(⁠半導体関連粘着テープ・装置、積層セラミックコンデンサ関連テープ、光学ディスプレイ関連粘着製品)、洋紙・加工材関連の3つです。

歴史の違い

エア・ウォーター

  1. 1929年札幌で酸素の製造・販売のため北海酸素を設立します(⁠1966年にほくさんに社名変更)。
  2. 1993年大同酸素と合併し、大同ほくさんになります。
  3. 2000年共同酸素と合併し、エア・ウォーターになります。
  4. 2009〜2016年相模ハム、ゴールドパック、九州屋、大山ハムなどを子会社にし、食品事業を広げます。

リンテック

  1. 1934年不二紙工を設立し、包装用ガムテープの製造販売を始めます。
  2. 1962〜1964年段ボール箱の自動包装機の製作を始め、その部門を別会社にします。
  3. 1984〜1987年社名をFSKに変え、米国に設立した子会社を通じて工業用粘着フィルムメーカーのMADICOを買収します。
  4. 1990年四国製紙、創研化工と合併し、社名をリンテックに変えます。

いま何に賭けているか

エア・ウォーター

2025年7月以降、連結子会社や事業部門で在庫などをめぐる不適切な会計処理が見つかりました。特別調査委員会の調査で、2019年度から2025年度上半期までの不適切な会計処理と、その一部への経営トップやマネジメント層の関与が認められ、2026年5月に東京証券取引所の特別注意銘柄に指定されています。会社は改善計画を策定するとしています。

リンテック

社名の「⁠リンテック」は“リンケージ(⁠結合)”と“テクノロジー”を表し、社是は「⁠至誠と創造」です。粘着応用技術、表面改質技術、システム化技術、特殊紙・剥離材製造技術の4つを固有技術としています。長期ビジョン「⁠LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030」を進めており、2026年3月期は半導体・電子部品関連製品が好調で、売上高、営業利益、当期純利益が過去最高になりました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならエア・ウォーター、時間のゆとりを取るならリンテック。

よくある質問

エア・ウォーターとリンテックはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はエア・ウォーターが約622万円、リンテックが約548万円。エア・ウォーターのほうが約74万円高い。
エア・ウォーターとリンテックはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はエア・ウォーターが15.3時間、リンテックが7.9時間。リンテックのほうが月7.4時間少ない。
エア・ウォーターとリンテックはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はエア・ウォーターが56.9点、リンテックが67.2点で、リンテックが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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