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福山通運と鴻池運輸の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。物流の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は福山通運が約366万円、鴻池運輸が約433万円。鴻池運輸のほうが約67万円高い。
  • 月の平均残業は福山通運が46時間、鴻池運輸が28.5時間。鴻池運輸のほうが月17.5時間少ない。
  • 売上高は福山通運が3,186億円、鴻池運輸が3,556億円で、規模は近い。

数字で比べる

福山通運鴻池運輸
働きやすさの点数30.5点(⁠D)43.1点(⁠C)
平均年収517万円(⁠45.9歳)587万円(⁠44歳)
30歳換算年収約366万円約433万円
月の平均残業46時間28.5時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数11.1年11.7年
売上高3,186億円3,556億円
売上に対する利益の割合3.6%(⁠経常利益)6.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.09倍1.18倍
従業員数(⁠単体)10,994人9,290人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は福山通運が3.6%、鴻池運輸が6.4%で、鴻池運輸のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は福山通運が30.5点、鴻池運輸が43.1点で、鴻池運輸が上回る。

何で稼いでいるかの違い

福山通運

福山通運は、特別積合せ(⁠定期便)などの運送事業を中心に、倉庫・流通加工、国際物流を手がける会社です。1948年に福山貨物運送として設立され、貸切便から始まりました。

売上高は約3,186億円です。事業は、運送事業・貸切事業、流通加工事業(⁠倉庫、流通加工)、国際事業、その他(⁠不動産賃貸、物品販売、コンビニエンスストアなど)です。

鴻池運輸

鴻池運輸は、鉄鋼や食品などの顧客工場での構内作業の請負、空港のグランドハンドリング、医療関連サービス、国内・国際物流などを手がける会社です。1880年に鴻池忠治郎が大阪で労働供給業・運輸業を始めたのが起源で、1945年に鴻池組から運輸事業を引き継いで設立されました。

売上高は約3,556億円です。事業は、複合ソリューション(⁠鉄鋼、非鉄、化学、食品などの工程請負、空港関連、医療関連)、国内物流、国際物流です。

歴史の違い

福山通運

  1. 1948〜1950年福山貨物運送を設立し、笠岡市〜大阪市間の定期便を始め、福山通運に社名を変えます。
  2. 1960年大阪市〜東京都間の定期便を始め、近鉄グループと資本提携します。
  3. 1973〜1994年各地の福山通運と連絡運輸を提携・設立し、1994年に全国輸送網を確立します。
  4. 1986〜1999年国際航空貨物の取扱いや通関業務を始め、IATA代理店資格を取ります。

鴻池運輸

  1. 1880年鴻池忠治郎が大阪で労働供給業・運輸業を始めます。
  2. 1900年鉄鋼分野で工場構内の荷役・運搬作業を始めます。
  3. 1945年鴻池組から運輸事業を引き継いで、鴻池運輸を設立します。
  4. 1985〜1996年米国、香港、ベトナム、中国に現地法人をつくります。

いま何に賭けているか

福山通運

経営理念は、総合物流企業として文化の向上と豊かな生活の創造及び地域経済の発展に貢献すべく、たゆまぬ創意と工夫で物流フロンティアを先駆し続けることです。第6次中期経営計画「⁠Change & Growth 2026」で、運賃の適正化や他社との共同輸送などに取り組んでいます。2024年度に貸切事業部をつくり、貸切事業を新たな収益の柱にしています。

鴻池運輸

企業理念は「⁠「⁠人」と「⁠絆」を大切に、社会の基盤を革新し、新たな価値を創造します」、ブランドメッセージは「⁠私たちの約束:期待を超えなければ、仕事ではない」です。「⁠中期経営計画2027」で、インドと北中米を注力地域とし、「⁠人」を価値創造の源泉として人材投資を進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で鴻池運輸が上回っている。

よくある質問

福山通運と鴻池運輸はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は福山通運が約366万円、鴻池運輸が約433万円。鴻池運輸のほうが約67万円高い。
福山通運と鴻池運輸はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は福山通運が46時間、鴻池運輸が28.5時間。鴻池運輸のほうが月17.5時間少ない。
福山通運と鴻池運輸はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は福山通運が30.5点、鴻池運輸が43.1点で、鴻池運輸が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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