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川崎重工業と新明和工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。機械・重工の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は川崎重工業が約705万円、新明和工業が約577万円。川崎重工業のほうが約128万円高い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は川崎重工業が68.2点、新明和工業が61.2点で、川崎重工業が上回る。

数字で比べる

川崎重工業新明和工業
働きやすさの点数68.2点(⁠A+)61.2点(⁠A-)
平均年収910万円(⁠41.7歳)782万円(⁠44歳)
30歳換算年収約705万円約577万円
月の平均残業22.8時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.5年14.2年
売上高—2,850億円
売上に対する利益の割合—5.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び—1.31倍
従業員数(⁠単体)15,361人3,669人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

川崎重工業

川崎重工業は、航空機・航空エンジン、鉄道車両、エネルギー機器・船舶、油圧機器・産業用ロボット、そしてバイク(⁠カワサキ)と「⁠ジェットスキー」までつくる総合重工業メーカーです。1878年に川崎正蔵が築地で開いた造船所から始まりました。

事業は、航空宇宙システム、車両(⁠鉄道車両)、エネルギーソリューション&マリン(⁠エネルギー機器、水素関連設備、船舶など)、精密機械・ロボット(⁠油圧機器、産業用ロボット)、パワースポーツ&エンジン(⁠二輪車、オフロード四輪車、ジェットスキー、汎用エンジン)です。

新明和工業

新明和工業は、ダンプトラックや塵芥車などの特装車、機械式駐車設備や航空旅客搭乗橋、水中ポンプ、救難飛行艇や航空機部品などをつくる会社です。1920年設立の川西機械製作所が始まりで、戦前は「⁠二式飛行艇」や戦闘機「⁠紫電改」をつくりました。

売上高は約2,850億円です。事業は、特装車、パーキングシステム(⁠機械式駐車設備、航空旅客搭乗橋)、産機・環境システム(⁠自動電線処理機、ごみ中継施設など)、流体(⁠水中ポンプなど)、航空機(⁠救難飛行艇、ボーイング社などへの航空機部品)の5つです。

歴史の違い

川崎重工業

  1. 1878〜1896年川崎正蔵が東京・築地で川崎築地造船所を創業し、兵庫に造船所を開いて、1896年に株式会社川崎造船所を設立します。
  2. 1919〜1950年川崎汽船(⁠1919年)、川崎車輌(⁠1928年)、川崎航空機工業(⁠1937年)、川崎製鐵(⁠1950年)を次々に分離します。
  3. 1966〜1969年アメリカにバイクの販売会社をつくり、1969年に川崎航空機工業と川崎車輌を合併します。
  4. 2015年建設機械事業の子会社KCMを日立建機に譲渡します。

新明和工業

  1. 1920〜1943年川西機械製作所として設立され、「⁠二式飛行艇」や「⁠紫電改」をつくります。
  2. 1949〜1955年新明和興業を設立し、ダンプトラック、タンクローリ、テールゲートリフタ、ミキサ車をつくり始めます。
  3. 1960年日立製作所の系列に入り、社名を新明和工業に変えます。
  4. 1969〜1975年航空旅客搭乗橋の初号機を東京国際空港に納め、US-1型救難飛行艇を防衛庁に納めます。

いま何に賭けているか

川崎重工業

グループミッションは「⁠世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する“Global Kawasaki”」、指針は「⁠質主量従」「⁠リスクマネジメント」です。「⁠グループビジョン2030」で、「⁠安全安心リモート社会」「⁠近未来モビリティ」「⁠エネルギー・環境ソリューション」の3つのフィールドに注力し、液化水素の基地建設や液化水素運搬船の建造などを進めています。

新明和工業

経営理念は「⁠新明和グループは、たゆまぬ技術革新で、安心な社会と快適な暮らしを支え続け、人々の幸せに貢献します。」です。長期経営計画[SG-Vision 2030]で、2030年度に連結売上高4,000億円以上、海外売上高1,000億円以上を目指しています。中期経営計画[SG-2026]では東南アジア・オセアニア・北米への展開強化や戦略的M&Aを掲げています。

よくある質問

川崎重工業と新明和工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は川崎重工業が約705万円、新明和工業が約577万円。川崎重工業のほうが約128万円高い。
川崎重工業と新明和工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は川崎重工業が68.2点、新明和工業が61.2点で、川崎重工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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