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富士通とシャープの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は富士通が約768万円、シャープが約570万円。富士通のほうが約198万円高い。
  • 月の平均残業は富士通が7.6時間、シャープが8時間。大きな差はない。
  • 売上高は富士通が3.50兆円、シャープが1.89兆円で、富士通が約1.9倍の規模。

数字で比べる

富士通シャープ
働きやすさの点数80.5点(⁠S)70.4点(⁠A+)
平均年収1,012万円(⁠42.7歳)782万円(⁠44.5歳)
30歳換算年収約768万円約570万円
月の平均残業7.6時間8時間
有給取得率未公表74.7%
平均勤続年数16.4年20.1年
売上高3.50兆円1.89兆円
売上に対する利益の割合11.7%(⁠税引前利益)3.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.98倍0.76倍
従業員数(⁠単体)32,224人5,553人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは富士通が0.98倍、シャープが0.76倍で、勢いは富士通が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は富士通が80.5点、シャープが70.4点で、富士通が上回る。

何で稼いでいるかの違い

富士通

富士通は、日本を代表するIT企業です。電話交換機づくりから始まり、コンピューターメーカーとして成長しました。今はパソコンや携帯電話などの事業を手放し、企業や社会のデジタル化を支えるサービスの会社へと大きく姿を変えています。

売上高は約3.5兆円です。事業は、サービスソリューション(⁠コンサルティング、クラウド、システム構築、運用・保守など)、ハードウェアソリューション(⁠サーバ、ストレージ、ネットワーク機器など)、ユビキタスソリューション(⁠パソコン関連)の3つです。

シャープ

シャープは、冷蔵庫・エアコン・テレビなどの家電、複合機・パソコン(⁠Dynabook)・スマートフォンなどの業務・通信機器、液晶などのディスプレイデバイスを手がける電機メーカーです。1912年にシャープペンシルの発明者・早川徳次が創業し、2016年から台湾の鴻海精密工業が親会社です。

売上高は約1.89兆円です。事業は、スマートライフ(⁠白物家電、テレビ、太陽電池など)、スマートワークプレイス(⁠複合機、インフォメーションディスプレイ、スマートフォン、パソコンなど)、ディスプレイデバイスの3つです。

歴史の違い

富士通

  1. 1935年富士電機製造から電話交換装置などの事業を引き継いで、富士通信機製造として設立されます。
  2. 1951〜1954年コンピューター、無線通信機器、電子デバイスの製造を始めます。
  3. 1990〜1999年イギリスのICLを傘下に入れ、ドイツのシーメンスと合弁でパソコン・サーバの会社をつくるなど、海外に大きく広がります。
  4. 2005〜2018年プラズマディスプレイ、液晶、ハードディスク、携帯電話、個人向けパソコンなどの事業を次々に売却します。

シャープ

  1. 1912〜1915年早川徳次が東京で創業し、金属繰出鉛筆(⁠のちの「⁠シャープペンシル」)を発明します。
  2. 1924年関東大震災の後、大阪に移って早川金属工業研究所を設立し、ラジオ受信機の製作を始めます。
  3. 1991〜2009年天理、三重、亀山、堺に液晶パネル工場を次々に建設します。
  4. 2016年鴻海精密工業などへの第三者割当増資を行い、本社を堺市に移します。

いま何に賭けているか

富士通

パーパスは「⁠イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」です。古いシステムの刷新(⁠モダナイゼーション)、クラウド化、生成AIなどへの企業の投資は今後も増えると見て、Uvanceを中心としたサービスの拡大に力を入れています。

シャープ

“「⁠暮らす」「⁠働く」のあらゆるシーンにAIを掛け合わせ、人の未来を拓く”を方針に、スマートライフ、スマートワークプレイス、ディスプレイデバイスの3事業を中心にしています。「⁠デバイス事業のアセットライト化」の方針で、カメラモジュール事業・半導体事業の譲渡や亀山第2工場の生産停止の決定など、構造改革に一定の区切りをつけたとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい富士通。

よくある質問

富士通とシャープはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は富士通が約768万円、シャープが約570万円。富士通のほうが約198万円高い。
富士通とシャープはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は富士通が7.6時間、シャープが8時間。大きな差はない。
富士通とシャープはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は富士通が80.5点、シャープが70.4点で、富士通が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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