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富士通と明電舎の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は富士通が約768万円、明電舎が約603万円。富士通のほうが約165万円高い。
  • 月の平均残業は富士通が7.6時間、明電舎が23.1時間。富士通のほうが月15.5時間少ない。
  • 売上高は富士通が3.50兆円、明電舎が3,262億円で、富士通が約10.7倍の規模。

数字で比べる

富士通明電舎
働きやすさの点数80.5点(⁠S)64.6点(⁠A)
平均年収1,012万円(⁠42.7歳)811万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約768万円約603万円
月の平均残業7.6時間23.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.4年18.6年
売上高3.50兆円3,262億円
売上に対する利益の割合11.7%(⁠税引前利益)8.5%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び0.98倍1.28倍
従業員数(⁠単体)32,224人3,975人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは富士通が0.98倍、明電舎が1.28倍で、勢いは明電舎が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は富士通が80.5点、明電舎が64.6点で、富士通が上回る。

何で稼いでいるかの違い

富士通

富士通は、日本を代表するIT企業です。電話交換機づくりから始まり、コンピューターメーカーとして成長しました。今はパソコンや携帯電話などの事業を手放し、企業や社会のデジタル化を支えるサービスの会社へと大きく姿を変えています。

売上高は約3.5兆円です。事業は、サービスソリューション(⁠コンサルティング、クラウド、システム構築、運用・保守など)、ハードウェアソリューション(⁠サーバ、ストレージ、ネットワーク機器など)、ユビキタスソリューション(⁠パソコン関連)の3つです。

明電舎

明電舎は、発電機・変圧器などの電力インフラ機器、鉄道・上下水道向けのシステム、EV駆動システムやモーターなどをつくる重電メーカーです。1897年に個人経営の電気機械工場として発足しました。

売上高は約3,262億円です。事業は、電力インフラ(⁠発電機、変電製品、水力発電設備など)、社会システム(⁠電鉄システム、水インフラ、無停電電源装置など)、産業電子モビリティ(⁠モーター、インバーター、EV駆動システム、自動車試験装置など)、フィールドエンジニアリング(⁠保守・サービス)、不動産などです。

歴史の違い

富士通

  1. 1935年富士電機製造から電話交換装置などの事業を引き継いで、富士通信機製造として設立されます。
  2. 1951〜1954年コンピューター、無線通信機器、電子デバイスの製造を始めます。
  3. 1990〜1999年イギリスのICLを傘下に入れ、ドイツのシーメンスと合弁でパソコン・サーバの会社をつくるなど、海外に大きく広がります。
  4. 2005〜2018年プラズマディスプレイ、液晶、ハードディスク、携帯電話、個人向けパソコンなどの事業を次々に売却します。

明電舎

  1. 1897年個人経営の電気機械工場として発足します。
  2. 1917年株式会社になります。
  3. 1966〜1975年タイとシンガポールに会社を設立します。
  4. 2001〜2012年日立製作所、富士電機と変電事業の合弁会社をつくり、2012年に合弁を解消します。

いま何に賭けているか

富士通

パーパスは「⁠イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」です。古いシステムの刷新(⁠モダナイゼーション)、クラウド化、生成AIなどへの企業の投資は今後も増えると見て、Uvanceを中心としたサービスの拡大に力を入れています。

明電舎

企業理念は「⁠より豊かな未来をひらく」、2030年のビジョンは「⁠サステナビリティ・パートナー」です。「⁠中期経営計画2027」の初年度(⁠2025年度)は売上高・営業利益とも過去最高で、ROEは15.1%でした。会社は、人手不足の中で需要に応えるため、生産性向上の加速を第一の課題にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で富士通が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい明電舎。

よくある質問

富士通と明電舎はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は富士通が約768万円、明電舎が約603万円。富士通のほうが約165万円高い。
富士通と明電舎はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は富士通が7.6時間、明電舎が23.1時間。富士通のほうが月15.5時間少ない。
富士通と明電舎はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は富士通が80.5点、明電舎が64.6点で、富士通が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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