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ADEKAとartienceの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はADEKAが約637万円、artienceが約590万円。ADEKAのほうが約47万円高い。
  • 売上高はADEKAが4,166億円、artienceが3,500億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はADEKAが10.3%、artienceが6.0%で、ADEKAのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

ADEKAartience
働きやすさの点数67.3点(⁠A+)66.9点(⁠A)
平均年収795万円(⁠40.2歳)812万円(⁠44.7歳)
30歳換算年収約637万円約590万円
月の平均残業14.3時間未公表
有給取得率76.5%未公表
平均勤続年数16.7年18.6年
売上高4,166億円3,500億円
売上に対する利益の割合10.3%(⁠経常利益)6.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.15倍1.22倍
従業員数(⁠単体)1,827人392人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はADEKAが67.3点、artienceが66.9点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

ADEKA

ADEKA(⁠旧旭電化工業)は、プラスチック用の樹脂添加剤、高純度半導体材料、環境材料などの化学品と、食用油脂などの食品、ライフサイエンス製品をつくる会社です。1917年に電解ソーダの製造を目的に旭電化工業として創立されました。

売上高は約4,166億円です。事業は、化学品(⁠樹脂添加剤、半導体材料、環境材料)、食品、ライフサイエンス、その他の4つです。

artience

artience(⁠アーティエンス、旧東洋インキSCホールディングス)は、印刷インキ、有機顔料、カラーフィルター用材料、リチウムイオン電池材料、缶用塗料、接着剤、グラビアインキなどをつくる会社の持株会社です。1896年に個人経営の「⁠小林インキ店」として創業し、2024年に今の社名になりました。

売上高は約3,500億円です。事業は、色材・機能材関連(⁠顔料、カラーフィルター用材料、リチウムイオン電池材料など)、ポリマー・塗加工関連(⁠缶用塗料、接着剤、粘着剤など)、パッケージ関連(⁠グラビアインキ、フレキソインキ)、印刷・情報関連(⁠オフセットインキ、印刷機械など)です。

歴史の違い

ADEKA

  1. 1917年電解ソーダの製造を目的に旭電化工業を創立します。
  2. 1928年農業薬品部門を分離し、日本農薬を設立します。
  3. 1962年米国アーガスケミカル社と合弁で、プラスチック用添加剤の会社をつくります。
  4. 1988〜1995年シンガポール、台湾、韓国、米国、タイに会社をつくります。

artience

  1. 1896〜1907年小林インキ店として創業し、東洋インキ製造株式会社になります。
  2. 1971年韓国とタイに会社を設立します。
  3. 2001〜2006年台湾で液晶カラーフィルター用材料の会社を設立し、中国やインドにも会社をつくります。
  4. 2011年持株会社制に移り、東洋インキSCホールディングスに社名を変えます。

いま何に賭けているか

ADEKA

2030年のありたい姿は『⁠ADEKA VISION 2030~持続可能な社会と豊かなくらしに貢献するInnovative Company~』です。中期経営計画『⁠ADX 2026』(⁠ADEKA Transformation)で、収益の柱である半導体材料に経営資源を積極的に投じ、規模拡大から利益を重視した事業成長へ移るとしています。

artience

社名artienceは「⁠art」と「⁠science」を融合した言葉です。ブランドプロミスは「⁠感性に響く価値を創り出し、心豊かな未来に挑む」、スローガンは「⁠Empowering Feeling」です。2029年12月期にROE10.0%以上、2026年12月期に売上高3,600億円を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いADEKAのほうが景気の波に強い。

よくある質問

ADEKAとartienceはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はADEKAが約637万円、artienceが約590万円。ADEKAのほうが約47万円高い。
ADEKAとartienceはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はADEKAが67.3点、artienceが66.9点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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