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小糸製作所と武蔵精密工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は小糸製作所が約505万円、武蔵精密工業が約536万円。武蔵精密工業のほうが約31万円高い。
  • 月の平均残業は小糸製作所が10時間、武蔵精密工業が19.1時間。小糸製作所のほうが月9.1時間少ない。
  • 売上高は小糸製作所が9,476億円、武蔵精密工業が3,472億円で、小糸製作所が約2.7倍の規模。

数字で比べる

小糸製作所武蔵精密工業
働きやすさの点数64.7点(⁠A)58.1点(⁠B)
平均年収670万円(⁠43歳)701万円(⁠42.3歳)
30歳換算年収約505万円約536万円
月の平均残業10時間19.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数20.9年13.7年
売上高9,476億円3,472億円
売上に対する利益の割合6.2%(⁠経常利益)5.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.25倍1.44倍
従業員数(⁠単体)4,247人1,111人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は小糸製作所が6.2%、武蔵精密工業が5.8%で、差は小さい。
  • 売上の4年の伸びは小糸製作所が1.25倍、武蔵精密工業が1.44倍で、勢いは武蔵精密工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は小糸製作所が64.7点、武蔵精密工業が58.1点で、小糸製作所が上回る。

何で稼いでいるかの違い

小糸製作所

小糸製作所は、自動車のヘッドランプなどの照明器をつくる会社です。鉄道車両部品、道路交通信号、航空機部品なども手がけています。1915年に鉄道信号灯用のレンズを売る小糸源六郎商店として東京・京橋で創業しました。

売上高は約9,476億円です。地域別のセグメントは、日本、米州、中国、アジア、欧州です。LEDヘッドランプ、標識灯、ヘッドランプクリーナ、LiDARなどのセンサシステムをつくっています。

武蔵精密工業

武蔵精密工業は、ギヤやカムシャフトなどのパワートレイン部品、サスペンション・ステアリング用のボールジョイント、二輪車用部品をつくる自動車部品メーカーです。本田技研工業は「⁠その他の関係会社」で主要な取引先です。1938年に大塚美春が東京で大塚製作所を創業し、航空発動機用気化器の部品から始まりました。

売上高は約3,472億円です。製品は、PT(⁠パワートレイン:デファレンシャルギヤ、カムシャフト、トランスミッションギヤなど)、L&S(⁠サスペンションアーム、ボールジョイントなど)、2輪(⁠二輪車用トランスミッションギヤなど)です。

歴史の違い

小糸製作所

  1. 1915年小糸源六郎商店を東京・京橋で創業し、鉄道信号灯用のフレネルレンズを売り始めます。
  2. 1936年株式会社小糸製作所を設立します。
  3. 1957〜1996年シールドビームヘッドランプ、ハロゲンヘッドランプ、ディスチャージヘッドランプを順に生産・販売します。
  4. 1983〜2005年米国、タイ、中国、インド、チェコなどに生産会社をつくります。

武蔵精密工業

  1. 1938〜1946年東京で大塚製作所を創業し、戦後に本社を愛知県豊橋市に移して武蔵産業に社名を変えます。
  2. 1947〜1956年ミシン部品の製造に転換し、本田技研工業と取引を始めて二輪自動車部品をつくります。
  3. 1963年社名を武蔵精密工業に変えます。
  4. 1980〜2003年米国、タイ、英国、インドネシア、カナダ、ブラジル、ハンガリー、ドイツ、インド、中国に会社をつくります。

いま何に賭けているか

小糸製作所

企業メッセージは「⁠安全を光に託して」です。日本・米州・欧州・中国・アジアのグローバル5極体制を充実させ、コネクティッド・自動運転などのモビリティ変化に対応する先端技術を開発するとしています。当期は米州のハイブリッド車需要増などで売上高が前期比3.4%増えましたが、純利益はLiDAR事業や中国事業の減損損失の影響を受けました。

武蔵精密工業

ムサシ100年ビジョンは「⁠Go Far Beyond! ~枠を壊し冒険へ出かけよう!~」です。Mobility事業では、ICE・HEV・BEVの全パワートレイン領域の商品と技術で強い収益基盤をつくるとしています。AIデータセンターを支えるハイブリッドスーパーキャパシタ(⁠HSC)を中核とするEnergy Solution事業を新たな成長の柱に育てるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら武蔵精密工業、時間のゆとりを取るなら小糸製作所。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい武蔵精密工業。

よくある質問

小糸製作所と武蔵精密工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は小糸製作所が約505万円、武蔵精密工業が約536万円。武蔵精密工業のほうが約31万円高い。
小糸製作所と武蔵精密工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は小糸製作所が10時間、武蔵精密工業が19.1時間。小糸製作所のほうが月9.1時間少ない。
小糸製作所と武蔵精密工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は小糸製作所が64.7点、武蔵精密工業が58.1点で、小糸製作所が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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