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セブン&アイ・ホールディングスとパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。小売の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はセブン&アイ・ホールディングスが約616万円、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが約526万円。セブン&アイ・ホールディングスのほうが約90万円高い。
  • 売上高はセブン&アイ・ホールディングスが10.43兆円、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが2.45兆円で、セブン&アイ・ホールディングスが約4.3倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はセブン&アイ・ホールディングスが3.6%、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが7.3%で、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

セブン&アイ・ホールディングスパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
働きやすさの点数62.8点(⁠A-)53.5点(⁠B)
平均年収855万円(⁠45.1歳)690万円(⁠42.5歳)
30歳換算年収約616万円約526万円
月の平均残業16.7時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数16.9年16年
売上高10.43兆円2.45兆円
売上に対する利益の割合3.6%(⁠経常利益)7.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.19倍1.34倍
従業員数(⁠単体)866人3,704人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはセブン&アイ・ホールディングスが1.19倍、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが1.34倍で、勢いはパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はセブン&アイ・ホールディングスが62.8点、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが53.5点で、セブン&アイ・ホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

セブン&アイ・ホールディングス

セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニの「⁠セブン‐イレブン」を日本と世界で展開する会社です。かつてはイトーヨーカ堂やそごう・西武も持つ流通グループでしたが、2025年からコンビニ事業に特化した会社に生まれ変わりました。

売上高は約10.4兆円で、卸売・小売業で国内6位です。いまの事業の中心は、国内のセブン‐イレブンと、北米を中心とする海外のセブン‐イレブン(⁠7-Eleven, Inc.)の二つです。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(⁠PPIH)は、ディスカウントストア「⁠ドン・キホーテ」を中心とする小売グループです。総合スーパーのユニー(⁠アピタ・ピアゴ)も傘下に持ち、アメリカやアジアにも店を広げています。

売上高は約2.5兆円で、卸売・小売業で国内15位です。事業は、国内事業(⁠ドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテ、ユニーなど)、北米事業(⁠ハワイ・カリフォルニアのスーパーなど)、アジア事業(⁠「⁠ジャパンブランド」の専門店など)に分かれています。

歴史の違い

セブン&アイ・ホールディングス

  1. 2005年セブン‐イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、デニーズジャパンが共同で持株会社をつくり、セブン&アイ・ホールディングスが生まれます。
  2. 2006年そごう・西武の親会社(⁠ミレニアムリテイリング)を傘下に入れ、百貨店まで持つ巨大な流通グループになります。
  3. 2008〜2011年セブン銀行を上場させるなど、金融事業を広げます。
  4. 2021年北米のガソリンスタンド併設コンビニ、Speedwayを買収し、海外事業を大きくします。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

  1. 1980年日用雑貨の卸売・小売を目的に、東京都杉並区で「⁠株式会社ジャスト」が設立されます。
  2. 1989年東京都府中市に「⁠ドン・キホーテ府中店」を1号店として開き、卸売から小売業に転換します。
  3. 2004〜2007年店舗数が100店を超え、長崎屋を子会社にしてグループの店舗数が200店に達します。
  4. 2013年純粋持株会社体制に移り、北米・ハワイでの店舗運営を始めます。

いま何に賭けているか

セブン&アイ・ホールディングス

2025年8月に「⁠7-Elevenの変革」と題した計画(⁠変革プラン)を発表しました。会社は、近年「⁠イノベーションの鈍化と事業の推進力低下」があったと認め、一つの7-Elevenブランドとして世界で一貫した成長戦略を進めるとしています。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

2025年8月に長期経営計画「⁠Double Impact 2035」を策定し、2035年6月期に売上高4兆2,000億円、営業利益3,300億円を目指しています。物価上昇などの厳しい環境の中でも、投資効率の高い案件に経営資源を集中するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスのほうが景気の波に強い。

よくある質問

セブン&アイ・ホールディングスとパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はセブン&アイ・ホールディングスが約616万円、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが約526万円。セブン&アイ・ホールディングスのほうが約90万円高い。
セブン&アイ・ホールディングスとパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はセブン&アイ・ホールディングスが62.8点、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが53.5点で、セブン&アイ・ホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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