トップ › 卸売・小売業 › ファーストリテイリング › 面接対策

ファーストリテイリングの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、ファーストリテイリングの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. ファーストリテイリングはどんな会社か

ファーストリテイリングは、ユニクロとジーユー(⁠GU)を展開する、世界有数のアパレル企業です。山口県宇部市の紳士服店から始まり、今は海外のユニクロ事業が最大の柱で、世界中に店を広げています。

いまの状況:「⁠服を変え、常識を変え、世界を変えていく」を企業理念に、事業規模だけでなく企業風土を含めた質の面でも「⁠グローバルNo.1」を目指しています。

転機:2001〜2006年 イギリス、中国、アメリカ、フランスへ進出/2023年 2023年8月期を「⁠第4創業」の始まりと位置づけ、売上収益10兆円を目指すと宣言します。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高3.40兆円卸売・小売業の上場600社中10位。
売上に対する税引前利益の割合19.1%業界中央値3.5%より15.6ポイント高い。
売上の4年の伸び1.59倍業界中央値は1.25倍。
従業員数(⁠単体)1,572人4年で0.97倍。
30歳換算年収約1,051万円業界中央値は約471万円。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくはファーストリテイリングの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 税引前利益率は約19.1%で、小売業の中央値(⁠約3.5%)の5倍以上です。直近は日本、韓国、東南アジア・インド・豪州、北米、欧州のユニクロ事業がいずれも2桁の増収増益でした。
  • 会社は欧州・北米のアパレル市場(⁠約120兆円)でのシェアが1%未満だとし、10%を超えるシェアを実現できると考えています。2028年8月期に売上収益5兆円、その先に10兆円を掲げています。
  • 人事は「⁠完全実力主義による評価」「⁠常に抜擢・降格をともなう登用」「⁠経営者自らによる育成」を掲げ、少数精鋭の組織を目指しています。平均年収は約1,251万円です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

ファーストリテイリングは、上場600社の中で売上10位の大手。稼ぎ方は「⁠メーカーと買い手の間に立ち、仕入れて売る差額で稼ぐ専門商社・卸の型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

ファーストリテイリングアルフレッサホールディンメディパルホールディング双日(株)
売上高3.40兆円3.10兆円3.82兆円2.76兆円
利益率19.1%(⁠税引前)1.2%(⁠経常)2.0%(⁠経常)4.2%(⁠税引前)
4年の売上の伸び1.59倍1.20倍1.16倍1.31倍
30歳換算年収1,051万円585万円544万円1,000万円
月の残業未公表未公表未公表18.6時間

4社の中で売上の伸びが最も大きい。4社の中で30歳換算年収が最も高い。

求める人物像

I人材確保・育成の重点領域当社の成長の原動力は、世界中で活躍する従業員です。「⁠真・善・美」や「⁠お客様志向」という共通の価値観に基づき、高い基準や理想をもって自ら考え、実行できる人材が、挑戦、実行、達成を続けることで、世界中のお客様に最も愛されるNo.1ブランドになるという目標の達成を実現できると考えています。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:グローバル・成長・安全・多様性・挑戦

会社自身が挙げているリスク

気候変動。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 国内ユニクロ事業:12,116人(⁠21%)
  • 海外ユニクロ事業:36,161人(⁠64%)
  • ジーユー事業:5,513人(⁠10%)
  • グローバルブランド事業:2,922人(⁠5%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で売上の伸びが最も大きい、4社の中で30歳換算年収が最も高い。
当社の課題は
会社自身は「⁠気候変動」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠服を変え、常識を変え、世界を変えていく」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠気候変動」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い