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大和ハウス工業の面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、大和ハウス工業の面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 大和ハウス工業はどんな会社か

大和ハウス工業は、住宅メーカーとして知られていますが、実は戸建住宅より、物流倉庫・商業施設・賃貸住宅などの「⁠建物を建てて、貸して、運営する」事業のほうが大きい会社です。売上高は約5.6兆円で、建設業で国内1位です。

いまの状況:2025年に創業70周年を迎え、将来の売上高10兆円を一つの節目に掲げています。

転機:2003年 大型の物流施設の開発を本格化します/2007〜2013年 風力発電に参入し、ゼネコンのフジタを買収するなど、住宅以外の事業を次々に広げていきます。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高5.58兆円建設業の上場156社中1位。
売上に対する経常利益の割合10.3%業界中央値7.5%より2.8ポイント高い。
売上の4年の伸び1.26倍業界中央値は1.28倍。
従業員数(⁠単体)16,508人4年で1.02倍。
30歳換算年収約872万円業界中央値は約603万円。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは大和ハウス工業の企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 大和ハウスの社員は、事業施設(⁠物流倉庫・工場・医療介護施設)に約1.5万人、商業施設に約1万人、戸建住宅に約1.1万人です。住宅メーカーの印象に反して、建てて貸して運営する事業のほうが大きい会社です。
  • 1976年に始めた「⁠流通店舗事業」は、道路沿いの土地の持ち主と出店したい企業を結びつけ、建物を建てて運営まで引き受ける仕組みです。これが今の商業施設・物流施設事業の原型で、工事代金と賃料・管理料の両方で稼げます。
  • 経常利益率は約10.3%で、建設業の中央値(⁠約7.5%)を上回ります。創業70年を迎え、将来の売上高10兆円を節目に掲げています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

大和ハウス工業は、上場156社の中で売上1位の最大手クラス。稼ぎ方は「⁠発注者から工事を請け負う受注型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

大和ハウス工業積水ハウス鹿島建設大林組
売上高5.58兆円4.20兆円3.07兆円2.59兆円
利益率10.3%7.8%7.8%7.9%
4年の売上の伸び1.26倍1.62倍1.47倍1.34倍
30歳換算年収872万円676万円976万円954万円
月の残業未公表21.3時間未公表32.1時間

比べた4社の中で利益率が最も高い。

求める人物像

人財育成方針当社グループは、人財(⁠人的資本)が最大の財産であるとの信念のもと、「⁠創業者精神」を基本軸に、中長期的な視点をもって人財の育成に取組んでおります。変化し続ける社会や価値観の多様化に柔軟に対応し、潜在的な市場を発掘・創出するためには、一人ひとりの人財が自分の基盤を確立したうえで「⁠強み・らしさ」を発揮して輝き合い、新しい価値を共創していくことが欠かせません。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・挑戦・現場・創造・多様性

会社自身が挙げているリスク

海外事業、住宅関連政策・税制の変更、原材料・資材価格・人件費等の高騰、建設技能労働者の減少、不動産開発事業。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • 戸建住宅:10,571人(⁠20%)
  • 賃貸住宅:8,539人(⁠16%)
  • マンション:7,528人(⁠14%)
  • 商業施設:10,223人(⁠20%)
  • 事業施設:14,711人(⁠28%)
  • 環境エネルギー:851人(⁠2%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、比べた4社の中で利益率が最も高い。
当社の課題は
会社自身は「⁠海外事業」「⁠住宅関連政策・税制の変更」「⁠原材料・資材価格・人件費等の高騰」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠量だけでなく質」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠海外事業」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い