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近鉄グループホールディングスの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、近鉄グループホールディングスの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 近鉄グループホールディングスはどんな会社か

近鉄グループホールディングスは、大阪・奈良・京都・三重・名古屋を結ぶ近畿日本鉄道を中心に、不動産、国際物流(⁠近鉄エクスプレス)、百貨店(⁠近鉄百貨店)、ホテル(⁠都ホテルズ)、旅行(⁠近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム)、水族館の海遊館などを持つ持株会社です。

いまの状況:「⁠長期ビジョン2035」と「⁠中期経営計画2028」で、沿線の価値深化・活性化と、沿線外・グローバルでの事業深化・拡張を掲げ、伊勢志摩のブランド力強化やインバウンド需要の取込み拡大など6つの重点戦略に取り組んでいます。

転機:2014〜2015年 あべのハルカスが全面開業し、翌年に鉄道・不動産・ホテル・流通を分社して持株会社制に移ります/2020〜2022年 名阪特急「⁠ひのとり」を走らせ、国内8ホテルの資産を譲渡して運営受託に切り替え、近鉄エクスプレスをTOBで連結子会社にします。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高1.75兆円運輸・郵便業の上場111社中10位。
売上に対する経常利益の割合4.8%業界中央値7.1%より2.3ポイント低い。
売上の4年の伸び2.53倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)264人4年で1.04倍。
30歳換算年収約599万円業界中央値は約517万円。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは近鉄グループホールディングスの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 社員数が最も多いのは国際物流事業(⁠約1.8万人)です。2022年にTOBで近鉄エクスプレスを連結子会社にしました。
  • 会社は、鉄道車両の新造や首都圏での賃貸資産取得による有利子負債の増加と金利上昇でROIC-WACCスプレッドが縮小し、株価が市場や鉄道業界と比べて低位で推移したと書いています。
  • 強みとして、沿線・沿線外の事業が有機的に連携して総和を上回る「⁠コングロマリット・プレミアム」を挙げています。観光特急「⁠しまかぜ」「⁠青の交響曲」「⁠あをによし」を走らせ、志摩スペイン村も運営しています。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

近鉄グループホールディングスは、上場111社の中で売上10位の大手。稼ぎ方は「⁠人やモノを運び、運賃で稼ぐ型」。今は「⁠共創による豊かな社会」を掲げている。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

近鉄グループホールディン商船三井西日本旅客鉄道SGホールディングス
売上高1.75兆円1.83兆円1.85兆円1.64兆円
利益率4.8%9.6%10.0%5.6%
4年の売上の伸び2.53倍1.44倍1.79倍1.04倍
30歳換算年収599万円1,383万円620万円653万円
月の残業未公表12.5時間11.4時間未公表

4社の中で売上の伸びが最も大きい。

求める人物像

将来のグループ経営幹部育成を念頭に置いた「⁠あるべき人財像」と「⁠職位に応じた要件」を定め、新入社員から部長クラスまで、それらに基づいた採用、階層別研修、評価、登用などを行うことでグループを牽引する人財の育成に努めております。育成においてグループを跨ぐジョブローテーションを重視しており、タレントマネジメントシステムを用いて社員毎に情報を一元管理することで、社員個々の特徴、強み・弱みを押さえた配置転換に活用しているほか、1on1ミーティングによる成長支援とエンゲージメント向上にも力を入れております。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・安全・グローバル・多様性・創造

会社自身が挙げているリスク

カントリー、情報セキュリティの不備、法令違反、新規事業特有、事業領域等の偏り、気候変動気候変動の物理的。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で売上の伸びが最も大きい。
入社後にやりたいこと
会社がいま掲げているのは「⁠共創による豊かな社会」。事業の柱は運輸事業・不動産事業・国際物流事業。
当社の課題は
会社自身は「⁠カントリー」「⁠情報セキュリティの不備」「⁠法令違反」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠長期ビジョン2035」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠カントリー」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い