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小田急電鉄と近鉄グループホールディングスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手私鉄の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は小田急電鉄が約616万円、近鉄グループホールディングスが約599万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高は小田急電鉄が4,187億円、近鉄グループホールディングスが1.75兆円で、近鉄グループホールディングスが約4.2倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は小田急電鉄が12.9%、近鉄グループホールディングスが4.8%で、小田急電鉄のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

小田急電鉄近鉄グループホールディングス
働きやすさの点数69.9点(⁠A+)64.4点(⁠A-)
平均年収827万円(⁠43.5歳)823万円(⁠44.6歳)
30歳換算年収約616万円約599万円
月の平均残業16.2時間未公表
有給取得率90.8%未公表
平均勤続年数22年17.7年
売上高4,187億円1.75兆円
売上に対する利益の割合12.9%(⁠経常利益)4.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.17倍2.53倍
従業員数(⁠単体)3,685人264人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは小田急電鉄が1.17倍、近鉄グループホールディングスが2.53倍で、勢いは近鉄グループホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は小田急電鉄が69.9点、近鉄グループホールディングスが64.4点で、小田急電鉄が上回る。

何で稼いでいるかの違い

小田急電鉄

小田急電鉄は、新宿から小田原・江ノ島・多摩を結ぶ小田急線を運行する鉄道会社です。箱根の登山鉄道・ロープウェイ・観光船(⁠小田急箱根)、江ノ島電鉄、神奈川中央交通などのバス、小田急百貨店、ホテルなども持っています。

売上高は約4,187億円です。事業は、交通(⁠鉄道、バス、タクシー、箱根の航路・索道・鋼索)、不動産(⁠分譲、賃貸)、生活サービス(⁠百貨店、ストア、ホテル、レストラン、旅行など)の3つです。

近鉄グループホールディングス

近鉄グループホールディングスは、大阪・奈良・京都・三重・名古屋を結ぶ近畿日本鉄道を中心に、不動産、国際物流(⁠近鉄エクスプレス)、百貨店(⁠近鉄百貨店)、ホテル(⁠都ホテルズ)、旅行(⁠近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム)、水族館の海遊館などを持つ持株会社です。

売上高は約1.75兆円です。事業は、運輸(⁠鉄道、バス、タクシー)、不動産、国際物流、流通、ホテル・レジャーの5つです。

歴史の違い

小田急電鉄

  1. 1923〜1929年小田原急行鉄道が設立され、1927年に新宿〜小田原間、1929年に江ノ島線を開通させます。
  2. 1942〜1948年東京急行電鉄に合併されたのち、1948年に小田急電鉄として分離します。
  3. 1950年箱根登山線に乗り入れ、小田原〜箱根湯本間の直通を始めます。
  4. 1974〜1990年多摩線を開通させ、地下鉄千代田線との相互直通運転を始めます。

近鉄グループホールディングス

  1. 1910〜1914年奈良軌道として発足し、大阪電気軌道に社名を変えて、1914年に大阪・奈良間の営業を始めます。
  2. 1944年南海鉄道と合併し、近畿日本鉄道が設立されます(⁠1947年に旧南海の事業を分離)。
  3. 1970年近鉄航空貨物(⁠今の近鉄エクスプレス)を設立します。
  4. 2014〜2015年あべのハルカスが全面開業し、翌年に鉄道・不動産・ホテル・流通を分社して持株会社制に移ります。

いま何に賭けているか

小田急電鉄

経営ビジョン「⁠UPDATE 小田急〜地域価値創造型企業に向けて〜」のもと、成長領域への積極投資、株主還元の強化、人的資本の拡充を重点にしています。連結財務目標は、2026年度にROE8.0%・営業利益540億円、2030年度にROE10%以上・営業利益800億円以上です。

近鉄グループホールディングス

「⁠長期ビジョン2035」と「⁠中期経営計画2028」で、沿線の価値深化・活性化と、沿線外・グローバルでの事業深化・拡張を掲げ、伊勢志摩のブランド力強化やインバウンド需要の取込み拡大など6つの重点戦略に取り組んでいます。経営指標にROICを導入しました。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい近鉄グループホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い小田急電鉄のほうが景気の波に強い。

よくある質問

小田急電鉄と近鉄グループホールディングスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は小田急電鉄が約616万円、近鉄グループホールディングスが約599万円。ほぼ同じ水準。
小田急電鉄と近鉄グループホールディングスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は小田急電鉄が69.9点、近鉄グループホールディングスが64.4点で、小田急電鉄が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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