トップ › 化学工業 › クラレ › 面接対策

クラレの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、クラレの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. クラレはどんな会社か

クラレは、ポバール樹脂・フィルム、ガスバリア性樹脂〈エバール〉、PVB樹脂・フィルム、耐熱性ポリアミド樹脂〈ジェネスタ〉、人工皮革〈クラリーノ〉などをつくる化学メーカーです。1926年に大原孫三郎が岡山・倉敷でレーヨンの会社として設立しました。

いまの状況:創立100周年となる2026年度に向けた長期ビジョン『⁠Kuraray Vision 2026』で、「⁠持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を目指しています。

転機:1972年 エチレン・ビニルアルコール共重合体〈エバール〉の生産を始めます/1999年 耐熱性ポリアミド樹脂〈ジェネスタ〉の生産を始めます。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高8,084億円化学工業の上場247社中19位。
売上に対する経常利益の割合6.4%業界中央値7.4%より1.0ポイント低い。
売上の4年の伸び1.28倍業界中央値は1.19倍。
従業員数(⁠単体)4,715人4年で1.12倍。
30歳換算年収約620万円業界中央値は約564万円。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくはクラレの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 企業ステートメントの使命は「⁠世のため人のため、他人(⁠ひと)のやれないことをやる」です。レーヨンから始まり、ビニロン、ポバール、人工皮革〈クラリーノ〉、〈エバール〉と独自素材を生み出してきました。
  • 成長・拡大事業として、エバール、ジェネスタ、活性炭、歯科材料を挙げています。オーストラリアではバイオマス由来のガスバリア材〈PLANTIC〉フィルムもつくっています。
  • 2026年度に創立100周年を迎えます。面ファスナー〈マジックテープ〉も1988年設立のマジックテープ株式会社に生産を移したクラレの製品です。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

クラレは、上場247社の中で売上19位の大手。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

クラレカネカエーザイ三菱ガス化学
売上高8,084億円8,116億円8,254億円7,382億円
利益率6.4%(⁠経常)3.6%(⁠経常)5.3%(⁠営業)7.0%(⁠経常)
4年の売上の伸び1.28倍1.17倍1.09倍1.05倍
30歳換算年収620万円649万円819万円715万円
月の残業未公表19.6時間19.6時間14.2時間

4社の中で売上の伸びが最も大きい。

求める人物像

1人材戦略クラレグループは、様々な国籍・背景を持つ人材でなりたち、長期的・持続的な企業価値向上のためには、多様な社員一人ひとりの活躍が欠かせません。そのため当社の人材戦略は、創業以来の基本精神である<私たちの使命><私たちの信条>に基づき、価値創造の源泉である多様な人材が、全社横断的なつながりを持って活躍できることを狙いとしています。出典:有価証券報告書「⁠人材の育成に関する方針」

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:グローバル・成長・多様性・挑戦・リーダーシップ

会社自身が挙げているリスク

事業環境の変化、原材料、海外事業展開、情報セキュリティ、事故・災害、製造物責任。

出典:有価証券報告書「⁠事業等のリスク」の見出し

どの事業に人がいるか

  • ビニルアセテート:4,607人(⁠43%)
  • イソプレン:1,183人(⁠11%)
  • 機能材料:3,085人(⁠29%)
  • 繊維:1,509人(⁠14%)
  • トレーディング:433人(⁠4%)
出典:有価証券報告書「⁠従業員の状況」(⁠連結)

よく聞かれる質問と答えの材料

なぜ同業他社ではなく当社か
規模の近い同業3社と並べると、4社の中で売上の伸びが最も大きい。
当社の課題は
会社自身は「⁠事業環境の変化」「⁠原材料」「⁠海外事業展開」をリスクに挙げている。

5. 逆質問の例

  • 「⁠持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 配属予定の部署の、繁忙期と通常期の残業時間はどれくらいですか。
  • 有価証券報告書で「⁠事業環境の変化」をリスクに挙げていますが、配属予定の部署ではどう備えていますか。

同業他社との違い