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三井化学とクラレの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・繊維の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三井化学が約701万円、クラレが約620万円。三井化学のほうが約81万円高い。
  • 売上高は三井化学が1.67兆円、クラレが8,084億円で、三井化学が約2.1倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは三井化学が1.03倍、クラレが1.28倍で、勢いはクラレが上。

数字で比べる

三井化学クラレ
働きやすさの点数66.3点(⁠A)70.4点(⁠A+)
平均年収872万円(⁠40歳)809万円(⁠42.2歳)
30歳換算年収約701万円約620万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15年17.8年
売上高1.67兆円8,084億円
売上に対する利益の割合4.1%(⁠税引前利益)6.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.03倍1.28倍
従業員数(⁠単体)5,198人4,715人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は三井化学が66.3点、クラレが70.4点で、クラレが上回る。

何で稼いでいるかの違い

三井化学

三井化学は、ビジョンケア材料や歯科材料などのライフ&ヘルスケア、自動車向けのエラストマーや樹脂コンパウンド、半導体・電子向けのICT材料、石油化学の基礎素材を手がける総合化学メーカーです。1997年に三井石油化学工業と三井東圧化学が合併してできました。

売上高は約1.67兆円です。事業は、ライフ&ヘルスケア・ソリューション(⁠ビジョンケア材料、オーラルケア材料、パーソナルケア材料、農業化学品)、モビリティソリューション、ICTソリューション、ベーシック&グリーン・マテリアルズの4つです。

クラレ

クラレは、ポバール樹脂・フィルム、ガスバリア性樹脂〈エバール〉、PVB樹脂・フィルム、耐熱性ポリアミド樹脂〈ジェネスタ〉、人工皮革〈クラリーノ〉などをつくる化学メーカーです。1926年に大原孫三郎が岡山・倉敷でレーヨンの会社として設立しました。

売上高は約8,084億円です。事業は、ビニルアセテート(⁠ポバール、エバール、PVBなど)、イソプレン(⁠ジェネスタ、熱可塑性エラストマー〈セプトン〉など)、機能材料(⁠活性炭、歯科材料など)、繊維、トレーディングです。

歴史の違い

三井化学

  1. 1933年東洋高圧工業が福岡県大牟田市で硫安工場を操業します(⁠三井東圧化学の源流)。
  2. 1955〜1958年三井石油化学工業が設立され、岩国に工場を開きます。
  3. 1997年三井石油化学工業と三井東圧化学が合併し、三井化学が発足します。
  4. 2005〜2013年出光興産とポリオレフィン事業を統合してプライムポリマーを設立し、2013年にドイツHeraeusから歯科材料事業を買収します。

クラレ

  1. 1926年化学繊維レーヨンの企業化を目的に、大原孫三郎が倉敷絹織を設立します。
  2. 1950年岡山工場でビニロンの生産を始めます。
  3. 1964年人工皮革〈クラリーノ〉の生産を始めます。
  4. 1972年エチレン・ビニルアルコール共重合体〈エバール〉の生産を始めます。

いま何に賭けているか

三井化学

2021年度に策定した長期経営計画「⁠VISION 2030」で、従来の素材提供型ビジネスから、ソリューション型・サーキュラーエコノミー型のビジネスモデルへの転換を掲げています。2030年度の目標は、コア営業利益2,500億円、ROE13%以上です。

クラレ

創立100周年となる2026年度に向けた長期ビジョン『⁠Kuraray Vision 2026』で、「⁠持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を目指しています。中期経営計画「⁠PASSION 2026」の最終年度として、エバール、ジェネスタ、活性炭、歯科材料などの「⁠成長・拡大事業」を伸ばし、「⁠最適化・体質改善事業」の収益改善を進めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいクラレ。

よくある質問

三井化学とクラレはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三井化学が約701万円、クラレが約620万円。三井化学のほうが約81万円高い。
三井化学とクラレはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三井化学が66.3点、クラレが70.4点で、クラレが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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