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帝人とクラレの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・繊維の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は帝人が約617万円、クラレが約620万円。ほぼ同じ水準。
  • 当サイトの働きやすさの点数は帝人が67.1点、クラレが70.4点で、クラレが上回る。

数字で比べる

帝人クラレ
働きやすさの点数67.1点(⁠A+)70.4点(⁠A+)
平均年収890万円(⁠46.8歳)809万円(⁠42.2歳)
30歳換算年収約617万円約620万円
月の平均残業13.3時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.2年17.8年
売上高—8,084億円
売上に対する利益の割合—6.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び—1.28倍
従業員数(⁠単体)2,749人4,715人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

何で稼いでいるかの違い

帝人

帝人は、アラミド繊維や炭素繊維、樹脂などの高機能材料、ポリエステルなどの繊維製品(⁠帝人フロンティア)、医薬品と在宅医療のヘルスケアを手がける会社です。1918年に山形県米沢市でレーヨンの生産から始まりました。

事業は、マテリアル(⁠アラミド繊維、樹脂、炭素繊維、複合成形材料)、繊維・製品(⁠帝人フロンティアなど)、ヘルスケア(⁠医薬品、医療機器、在宅医療サービス)の3つです。

クラレ

クラレは、ポバール樹脂・フィルム、ガスバリア性樹脂〈エバール〉、PVB樹脂・フィルム、耐熱性ポリアミド樹脂〈ジェネスタ〉、人工皮革〈クラリーノ〉などをつくる化学メーカーです。1926年に大原孫三郎が岡山・倉敷でレーヨンの会社として設立しました。

売上高は約8,084億円です。事業は、ビニルアセテート(⁠ポバール、エバール、PVBなど)、イソプレン(⁠ジェネスタ、熱可塑性エラストマー〈セプトン〉など)、機能材料(⁠活性炭、歯科材料など)、繊維、トレーディングです。

歴史の違い

帝人

  1. 1918年帝国人造絹絲が設立され、山形県米沢市でレーヨンの生産を始めます。
  2. 1958年松山工場でポリエステル繊維「⁠テトロン」の生産を始めます。
  3. その後パラ系アラミド繊維「⁠テクノーラ」の生産を始め、医薬品と在宅医療(⁠酸素濃縮器)に参入します。
  4. 2000年前後オランダのアコーディス社からトワロン事業を買収し、東邦レーヨン(⁠炭素繊維)に資本参加し、持株会社制に移ります。

クラレ

  1. 1926年化学繊維レーヨンの企業化を目的に、大原孫三郎が倉敷絹織を設立します。
  2. 1950年岡山工場でビニロンの生産を始めます。
  3. 1964年人工皮革〈クラリーノ〉の生産を始めます。
  4. 1972年エチレン・ビニルアルコール共重合体〈エバール〉の生産を始めます。

いま何に賭けているか

帝人

2024年4月にパーパス「⁠Pioneering solutions together for a healthy planet」を策定しました。前の中期経営計画で事業ポートフォリオ変革は大きく進んだ一方、アラミドと炭素繊維の業績回復が遅れ、財務目標は未達でした。2026年5月公表の「⁠中期経営計画2026-2028」では、顧客起点型ビジネスでの利益成長と構造改革を掲げています。

クラレ

創立100周年となる2026年度に向けた長期ビジョン『⁠Kuraray Vision 2026』で、「⁠持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を目指しています。中期経営計画「⁠PASSION 2026」の最終年度として、エバール、ジェネスタ、活性炭、歯科材料などの「⁠成長・拡大事業」を伸ばし、「⁠最適化・体質改善事業」の収益改善を進めるとしています。

よくある質問

帝人とクラレはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は帝人が約617万円、クラレが約620万円。ほぼ同じ水準。
帝人とクラレはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は帝人が67.1点、クラレが70.4点で、クラレが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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