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クラレと積水化学工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学・繊維の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はクラレが約620万円、積水化学工業が約695万円。積水化学工業のほうが約75万円高い。
  • 売上高はクラレが8,084億円、積水化学工業が1.31兆円で、積水化学工業が約1.6倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はクラレが6.4%、積水化学工業が9.0%で、積水化学工業のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

クラレ積水化学工業
働きやすさの点数70.4点(⁠A+)61.6点(⁠A-)
平均年収809万円(⁠42.2歳)946万円(⁠44.2歳)
30歳換算年収約620万円約695万円
月の平均残業未公表20.3時間
有給取得率未公表68.4%
平均勤続年数17.8年14.6年
売上高8,084億円1.31兆円
売上に対する利益の割合6.4%(⁠経常利益)9.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.28倍1.13倍
従業員数(⁠単体)4,715人3,156人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはクラレが1.28倍、積水化学工業が1.13倍で、勢いはクラレが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はクラレが70.4点、積水化学工業が61.6点で、クラレが上回る。

何で稼いでいるかの違い

クラレ

クラレは、ポバール樹脂・フィルム、ガスバリア性樹脂〈エバール〉、PVB樹脂・フィルム、耐熱性ポリアミド樹脂〈ジェネスタ〉、人工皮革〈クラリーノ〉などをつくる化学メーカーです。1926年に大原孫三郎が岡山・倉敷でレーヨンの会社として設立しました。

売上高は約8,084億円です。事業は、ビニルアセテート(⁠ポバール、エバール、PVBなど)、イソプレン(⁠ジェネスタ、熱可塑性エラストマー〈セプトン〉など)、機能材料(⁠活性炭、歯科材料など)、繊維、トレーディングです。

積水化学工業

積水化学工業は、ユニット住宅「⁠セキスイハイム」、塩化ビニルパイプなどの管材、合わせガラス用中間膜などの高機能プラスチックス、検査薬などのメディカルを手がける会社です。1947年に日本初のプラスチック自動射出成型事業から始まりました。

売上高は約1.31兆円です。事業は、住宅(⁠鉄骨系・木質系ユニット住宅、リフォームなど)、環境・ライフライン(⁠パイプなどの管材)、高機能プラスチックス、メディカルの4つが中心です。

歴史の違い

クラレ

  1. 1926年化学繊維レーヨンの企業化を目的に、大原孫三郎が倉敷絹織を設立します。
  2. 1950年岡山工場でビニロンの生産を始めます。
  3. 1964年人工皮革〈クラリーノ〉の生産を始めます。
  4. 1972年エチレン・ビニルアルコール共重合体〈エバール〉の生産を始めます。

積水化学工業

  1. 1947〜1948年日本窒素肥料の一部従業員でプラスチックの総合事業化を計画して積水産業が発足し、奈良工場で日本最初のプラスチック自動射出成型事業を始めます。
  2. 1960年塩化ビニルパイプ・建材と、ポリビニルブチラール中間膜の製造を始めます。
  3. 1971年鉄骨系ユニット住宅「⁠ハイム」の販売を始め、住宅事業に進出します。
  4. 2006〜2015年第一化学薬品、ジェンザイムの検査薬事業、エーザイの子会社エーディアを買収し、メディカル分野を広げます。

いま何に賭けているか

クラレ

創立100周年となる2026年度に向けた長期ビジョン『⁠Kuraray Vision 2026』で、「⁠持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を目指しています。中期経営計画「⁠PASSION 2026」の最終年度として、エバール、ジェネスタ、活性炭、歯科材料などの「⁠成長・拡大事業」を伸ばし、「⁠最適化・体質改善事業」の収益改善を進めるとしています。

積水化学工業

グループビジョンは、「⁠住・社会のインフラ創造」と「⁠ケミカルソリューション」のフロンティアを開拓し続け、世界のひとびとのくらしと地球環境の向上に貢献することです。社是「⁠3S精神」(⁠Service、Speed、Superiority)を理念体系の根幹にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいクラレ。

よくある質問

クラレと積水化学工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はクラレが約620万円、積水化学工業が約695万円。積水化学工業のほうが約75万円高い。
クラレと積水化学工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はクラレが70.4点、積水化学工業が61.6点で、クラレが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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