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デンソーと武蔵精密工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はデンソーが約663万円、武蔵精密工業が約536万円。デンソーのほうが約127万円高い。
  • 月の平均残業はデンソーが20.2時間、武蔵精密工業が19.1時間。大きな差はない。
  • 売上高はデンソーが7.54兆円、武蔵精密工業が3,472億円で、デンソーが約21.7倍の規模。

数字で比べる

デンソー武蔵精密工業
働きやすさの点数74.2点(⁠S)58.1点(⁠B)
平均年収915万円(⁠44.8歳)701万円(⁠42.3歳)
30歳換算年収約663万円約536万円
月の平均残業20.2時間19.1時間
有給取得率93.3%未公表
平均勤続年数18年13.7年
売上高7.54兆円3,472億円
売上に対する利益の割合7.3%(⁠営業利益)5.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.37倍1.44倍
従業員数(⁠単体)43,889人1,111人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はデンソーが74.2点、武蔵精密工業が58.1点で、デンソーが上回る。

何で稼いでいるかの違い

デンソー

デンソーは、トヨタ自動車から独立して生まれた、世界有数の自動車部品メーカーです。エアコン、エンジン部品、電動化の部品、車を制御するコンピュータ(⁠ECU)、運転支援のセンサーなど、車の「⁠中身」を幅広くつくっています。

売上高は約7.5兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内4位です。お金の入り口は、トヨタをはじめとする世界中の自動車メーカーです。完成車ではなく、車に組み込まれる部品やシステムを売っています。

武蔵精密工業

武蔵精密工業は、ギヤやカムシャフトなどのパワートレイン部品、サスペンション・ステアリング用のボールジョイント、二輪車用部品をつくる自動車部品メーカーです。本田技研工業は「⁠その他の関係会社」で主要な取引先です。1938年に大塚美春が東京で大塚製作所を創業し、航空発動機用気化器の部品から始まりました。

売上高は約3,472億円です。製品は、PT(⁠パワートレイン:デファレンシャルギヤ、カムシャフト、トランスミッションギヤなど)、L&S(⁠サスペンションアーム、ボールジョイントなど)、2輪(⁠二輪車用トランスミッションギヤなど)です。

歴史の違い

デンソー

  1. 1949年トヨタ自動車工業から分かれて、「⁠日本電装」として設立されます。
  2. 1953年ドイツのボッシュと電装品の技術導入の契約を結びます。
  3. 1970年代アメリカ、タイ、オランダに現地法人をつくり、海外に広がっていきます。
  4. 1996年社名をデンソーに変えます。

武蔵精密工業

  1. 1938〜1946年東京で大塚製作所を創業し、戦後に本社を愛知県豊橋市に移して武蔵産業に社名を変えます。
  2. 1947〜1956年ミシン部品の製造に転換し、本田技研工業と取引を始めて二輪自動車部品をつくります。
  3. 1963年社名を武蔵精密工業に変えます。
  4. 1980〜2003年米国、タイ、英国、インドネシア、カナダ、ブラジル、ハンガリー、ドイツ、インド、中国に会社をつくります。

いま何に賭けているか

デンソー

2026年3月に中期経営計画「⁠CORE 2030」を発表しました。モビリティの多様化に合わせた「⁠商品づくりの強化」、現場の知恵とAIを組み合わせた「⁠モノづくりの革新」、そして人づくりとパートナーとの共創の三つを柱に、自動車の技術を工場の自動化(⁠FA)や農業、半導体にも広げようとしています。

武蔵精密工業

ムサシ100年ビジョンは「⁠Go Far Beyond! ~枠を壊し冒険へ出かけよう!~」です。Mobility事業では、ICE・HEV・BEVの全パワートレイン領域の商品と技術で強い収益基盤をつくるとしています。AIデータセンターを支えるハイブリッドスーパーキャパシタ(⁠HSC)を中核とするEnergy Solution事業を新たな成長の柱に育てるとしています。

よくある質問

デンソーと武蔵精密工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はデンソーが約663万円、武蔵精密工業が約536万円。デンソーのほうが約127万円高い。
デンソーと武蔵精密工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はデンソーが20.2時間、武蔵精密工業が19.1時間。大きな差はない。
デンソーと武蔵精密工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はデンソーが74.2点、武蔵精密工業が58.1点で、デンソーが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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