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デンソーと日本特殊陶業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はデンソーが約663万円、日本特殊陶業が約740万円。日本特殊陶業のほうが約77万円高い。
  • 月の平均残業はデンソーが20.2時間、日本特殊陶業が16.9時間。日本特殊陶業のほうが月3.3時間少ない。
  • 有給休暇の取得率はデンソーが93.3%、日本特殊陶業が82.5%。

数字で比べる

デンソー日本特殊陶業
働きやすさの点数74.2点(⁠S)75.5点(⁠S)
平均年収915万円(⁠44.8歳)993万円(⁠43.5歳)
30歳換算年収約663万円約740万円
月の平均残業20.2時間16.9時間
有給取得率93.3%82.5%
平均勤続年数18年15.3年
売上高7.54兆円7,312億円
売上に対する利益の割合7.3%(⁠営業利益)22.6%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.37倍1.49倍
従業員数(⁠単体)43,889人3,208人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はデンソーが7.54兆円、日本特殊陶業が7,312億円で、デンソーが約10.3倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはデンソーが1.37倍、日本特殊陶業が1.49倍で、勢いは日本特殊陶業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はデンソーが74.2点、日本特殊陶業が75.5点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

デンソー

デンソーは、トヨタ自動車から独立して生まれた、世界有数の自動車部品メーカーです。エアコン、エンジン部品、電動化の部品、車を制御するコンピュータ(⁠ECU)、運転支援のセンサーなど、車の「⁠中身」を幅広くつくっています。

売上高は約7.5兆円で、自動車・輸送機器の業界で国内4位です。お金の入り口は、トヨタをはじめとする世界中の自動車メーカーです。完成車ではなく、車に組み込まれる部品やシステムを売っています。

日本特殊陶業

日本特殊陶業(⁠英文社名Niterra)は、自動車のスパークプラグや各種センサと、切削工具、半導体製造装置用部品、ICパッケージなどのセラミック製品をつくる会社です。1936年に日本碍子(⁠今のNGK)からスパークプラグ部門が分離して設立されました。

売上高は約7,312億円です。事業は、自動車関連(⁠スパークプラグ、グロープラグ、自動車用センサ)と、コンポーネント・ソリューション(⁠切削工具、産業用セラミック、半導体製造装置用部品、医療用酸素濃縮装置など)の2つです。

歴史の違い

デンソー

  1. 1949年トヨタ自動車工業から分かれて、「⁠日本電装」として設立されます。
  2. 1953年ドイツのボッシュと電装品の技術導入の契約を結びます。
  3. 1970年代アメリカ、タイ、オランダに現地法人をつくり、海外に広がっていきます。
  4. 1996年社名をデンソーに変えます。

日本特殊陶業

  1. 1936〜1937年日本碍子からスパークプラグ部門を分離して設立され、NGKスパークプラグの製造を始めます。
  2. 1949年NTKニューセラミックの製造を始めます。
  3. 1959〜1980年ブラジル、米国、マレーシア、タイ、英国、インドネシア、ドイツ、オーストラリアに会社をつくります。
  4. 1982〜1997年自動車用酸素センサの製造を始め、NGKイリジウムプラグを発売します。

いま何に賭けているか

デンソー

2026年3月に中期経営計画「⁠CORE 2030」を発表しました。モビリティの多様化に合わせた「⁠商品づくりの強化」、現場の知恵とAIを組み合わせた「⁠モノづくりの革新」、そして人づくりとパートナーとの共創の三つを柱に、自動車の技術を工場の自動化(⁠FA)や農業、半導体にも広げようとしています。

日本特殊陶業

スローガンは「⁠セラミックスとその先へ、想像のその先へ」です。「⁠中期経営計画 2030」(⁠2025〜2029年度)で、自動車関連事業で得た収益を元に、セラミックス技術を活かせる「⁠モビリティ」「⁠半導体」「⁠環境・エネルギー」の3領域にリソースを集中するとしています。強みの内燃機関事業もさらに強化するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日本特殊陶業が上回っている。

よくある質問

デンソーと日本特殊陶業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はデンソーが約663万円、日本特殊陶業が約740万円。日本特殊陶業のほうが約77万円高い。
デンソーと日本特殊陶業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はデンソーが20.2時間、日本特殊陶業が16.9時間。日本特殊陶業のほうが月3.3時間少ない。
デンソーと日本特殊陶業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はデンソーが74.2点、日本特殊陶業が75.5点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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