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ニデックと日東電工の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電子部品・半導体装置の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はニデックが約583万円、日東電工が約664万円。日東電工のほうが約81万円高い。
  • 月の平均残業はニデックが21.1時間、日東電工が16.9時間。日東電工のほうが月4.2時間少ない。
  • 売上高はニデックが2.61兆円、日東電工が1.03兆円で、ニデックが約2.5倍の規模。

数字で比べる

ニデック日東電工
働きやすさの点数57.2点(⁠B)65.1点(⁠A)
平均年収760万円(⁠42.2歳)844万円(⁠41歳)
30歳換算年収約583万円約664万円
月の平均残業21.1時間16.9時間
有給取得率71.7%未公表
平均勤続年数11.4年14.5年
売上高2.61兆円1.03兆円
売上に対する利益の割合8.9%(⁠税引前利益)18.0%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.61倍1.20倍
従業員数(⁠単体)1,714人6,813人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はニデックが8.9%、日東電工が18.0%で、日東電工のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びはニデックが1.61倍、日東電工が1.20倍で、勢いはニデックが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はニデックが57.2点、日東電工が65.1点で、日東電工が上回る。

何で稼いでいるかの違い

ニデック

ニデック(⁠旧・日本電産)は、パソコンのハードディスクから、自動車、家電、工場の機械まで、あらゆる「⁠回るもの」を動かすモーターをつくる世界的なメーカーです。1973年に京都で創業し、国内外の会社を次々に買収して急成長しました。

売上高は約2.6兆円で、電機業界で国内8位です。事業は、精密小型モータ(⁠ハードディスク用など)、車載用製品、家電・商業・産業用モータ、工作機械などの機械事業に分かれています。

日東電工

日東電工(⁠Nitto)は、工業用テープなどの基盤機能材料、光学フィルムや回路材料、核酸医薬の受託製造や高分子分離膜などのヒューマンライフ事業を手がける素材メーカーです。1918年に電気絶縁材料の国産化を目的に設立されました。

売上高は約1.03兆円です。事業は、インダストリアルテープ(⁠接合・保護・プロセス・自動車材料)、オプトロニクス(⁠光学フィルム、CIS、高精度基板など)、ヒューマンライフ(⁠核酸受託製造、医療関連材料、高分子分離膜、衛生材料など)の3つが中心です。

歴史の違い

ニデック

  1. 1973年京都市に日本電産が設立されます。
  2. 1976〜1990年代アメリカ、シンガポール、タイ、中国、台湾、ドイツなどに次々と拠点をつくり、ハードディスク用モーターで成長します。
  3. 1995〜2003年シンポ工業、トーソク、コパル、三協精機製作所など、国内のメーカーに次々と資本参加し、事業を広げます。
  4. 2006〜2010年フランスのヴァレオのモーター事業、アメリカのエマソンのモーター事業などを買収し、自動車・家電・産業用へと広がります。

日東電工

  1. 1918年電気絶縁材料の国産化を目的に、日東電気工業が東京・大崎で設立されます。
  2. 1946〜1961年ブラックテープの製造でテープ事業に進出し、乾電池・磁気テープ部門をマクセル電気工業として分離します。
  3. 1973〜1983年フレキシブル回路基板、液晶表示用偏光フィルム、高分子分離膜、経皮吸収型テープ製剤の製造を次々に始めます。
  4. 1987〜1988年米国の分離膜会社Hydranauticsを買収し、社名を日東電工に変えます。

いま何に賭けているか

ニデック

新中期経営計画「⁠Conversion2027」で、事業の再編・拠点の統廃合・人員削減を含む「⁠高収益構造への転換」を掲げています。AI社会、インフラとエネルギー、生産効率化、より良い生活、モビリティの「⁠事業5本柱」に力を集中し、2027年度に売上高2.9兆円、営業利益率12%を目指しています。

日東電工

経営理念のミッションは「⁠新しい発想でお客様の価値創造に貢献します。」です。新用途開拓と新製品開発で需要をつくる「⁠三新活動」と、ニッチな領域でシェアNo.1を狙う「⁠ニッチトップ戦略」でイノベーションを加速し、環境・人類への貢献度の高い製品を「⁠ダブル認定」製品として増やすとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日東電工が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいニデック。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日東電工のほうが景気の波に強い。

よくある質問

ニデックと日東電工はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はニデックが約583万円、日東電工が約664万円。日東電工のほうが約81万円高い。
ニデックと日東電工はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はニデックが21.1時間、日東電工が16.9時間。日東電工のほうが月4.2時間少ない。
ニデックと日東電工はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はニデックが57.2点、日東電工が65.1点で、日東電工が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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