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富士電機と沖電気工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は富士電機が約608万円、沖電気工業が約580万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は富士電機が18.9時間、沖電気工業が22.1時間。富士電機のほうが月3.2時間少ない。
  • 売上高は富士電機が1.23兆円、沖電気工業が4,216億円で、富士電機が約2.9倍の規模。

数字で比べる

富士電機沖電気工業
働きやすさの点数71.1点(⁠S-)64点(A-)
平均年収841万円(⁠44.9歳)780万円(⁠43.6歳)
30歳換算年収約608万円約580万円
月の平均残業18.9時間22.1時間
有給取得率100%未公表
平均勤続年数20.4年18.4年
売上高1.23兆円4,216億円
売上に対する利益の割合11.3%(⁠経常利益)4.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.35倍1.20倍
従業員数(⁠単体)10,901人4,356人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は富士電機が11.3%、沖電気工業が4.9%で、富士電機のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは富士電機が1.35倍、沖電気工業が1.20倍で、勢いは富士電機が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は富士電機が71.1点、沖電気工業が64点で、富士電機が上回る。

何で稼いでいるかの違い

富士電機

富士電機は、発電設備や受変電設備などのエネルギー、インバータやモータなどのインダストリー、パワー半導体、自動販売機などの食品流通の4つを柱とする電機メーカーです。1923年に古河電気工業とドイツのシーメンス社の提携で設立されました。今の富士通は、1935年に富士電機の通信機部門を分離してできた会社です。

売上高は約1.23兆円です。事業は、エネルギー(⁠火力・地熱・水力発電設備、受変電設備、UPS、電気工事など)、インダストリー(⁠インバータ、モータ、FAシステム、鉄道車両用駆動システムなど)、半導体、食品流通(⁠自動販売機など)です。

沖電気工業

沖電気工業(⁠OKI)は、道路・航空・消防などの官公庁向けシステム、防衛関連システム、ATMや現金処理機、ビジネスホン、EMS(⁠設計・生産受託)などを手がける会社です。1881年に沖牙太郎が電信機・電話機などをつくる明工舎を創業したのが始まりです。

売上高は約4,216億円です。事業は、パブリックソリューション(⁠道路・航空・消防・防災・防衛関連システムなど)、エンタープライズソリューション(⁠ATM、現金処理機、予約発券端末など)、コンポーネントプロダクツ(⁠IoTデバイス、PBX、ビジネスホンなど)、EMS(⁠設計・生産受託、プリント配線板など)です。

歴史の違い

富士電機

  1. 1923年古河電気工業とドイツのシーメンス社の資本・技術提携で、富士電機製造が設立されます。
  2. 1935年通信機部門を分離し、富士通信機製造(⁠今の富士通)を設立します。
  3. 1953年半導体部門に進出します。
  4. 1969年自動販売機の製造を始めます。

沖電気工業

  1. 1881年沖牙太郎が電信機・電話機などをつくる明工舎を創業します。
  2. 1949年沖電気の第二会社として沖電気工業を設立します。
  3. 1994年プリンターとファクシミリなどの事業を沖データに譲渡します。
  4. 2008年半導体事業を譲渡します。

いま何に賭けているか

富士電機

2024年度からの中期経営計画の最終年度(⁠2026年度)に、営業利益率11%以上、ROE12%以上などを目指し、売上高・営業利益とも過去最高の更新を目指すとしています。会社は、生成AIなどの広がりで電力需要が増え、脱炭素に向けたGX投資が加速しているとし、パワエレを中心に4事業の連携を強めるとしています。

沖電気工業

「⁠中期経営計画2025」では「⁠成長へ舵を切り、縮小均衡から脱却する」を基本方針とし、業績を回復させました。2026年度から6年間の「⁠経営計画2031」を始め、企業理念をPurpose、Vision、Value、OKI Spiritの4つに整理し直しました。知的資本の強化を基軸に「⁠守りから攻めへ」転換するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい富士電機。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い富士電機のほうが景気の波に強い。

よくある質問

富士電機と沖電気工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は富士電機が約608万円、沖電気工業が約580万円。ほぼ同じ水準。
富士電機と沖電気工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は富士電機が18.9時間、沖電気工業が22.1時間。富士電機のほうが月3.2時間少ない。
富士電機と沖電気工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は富士電機が71.1点、沖電気工業が64点で、富士電機が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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