トップ › 会社比較 › 自動車メーカー › 日産自動車と三菱自動車工業

日産自動車と三菱自動車工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日産自動車が約676万円、三菱自動車工業が約603万円。日産自動車のほうが約73万円高い。
  • 月の平均残業は日産自動車が16.8時間、三菱自動車工業が17.1時間。大きな差はない。
  • 売上高は日産自動車が12.01兆円、三菱自動車工業が2.90兆円で、日産自動車が約4.1倍の規模。

数字で比べる

日産自動車三菱自動車工業
働きやすさの点数62.9点(⁠A-)64.8点(⁠A)
平均年収857万円(⁠40.9歳)790万円(⁠42.4歳)
30歳換算年収約676万円約603万円
月の平均残業16.8時間17.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.4年14.5年
売上高12.01兆円2.90兆円
売上に対する利益の割合0.0%(⁠経常利益)2.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.43倍1.42倍
従業員数(⁠単体)23,174人13,498人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は日産自動車が0.0%、三菱自動車工業が2.7%で、三菱自動車工業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日産自動車が62.9点、三菱自動車工業が64.8点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

日産自動車

日産自動車は、横浜に本社を置く大手自動車メーカーです。フランスのルノーとの提携で立ち直った歴史がありますが、いまは再び経営再建のさなかにあり、計画「⁠Re:Nissan」で立て直しを進めています。

売上高は約12.0兆円で、自動車業界で国内3位です。お金の入り口は、世界中での車の販売と、車を買う人向けのローン・リースの販売金融事業です。社員は日本に約5.9万人、北米に約3.7万人と、海外の比重も大きい会社です。

三菱自動車工業

三菱自動車工業は、SUVやピックアップトラック、プラグインハイブリッド車(⁠PHEV)に強い自動車メーカーです。三菱重工業の自動車部門から独立して生まれ、今は日産自動車と戦略的アライアンスを結び、東南アジア(⁠アセアン)を最大の強みにしています。

売上高は約2.9兆円で、自動車業界で国内10位です。お金の入り口は車の販売と、自動車ローンなどの金融事業です。アウトランダー(⁠PHEV)、トライトン、エクスパンダー、エクリプス クロスなど、SUVや多人数乗りの車が主力です。

歴史の違い

日産自動車

  1. 1933年「⁠自動車製造」として横浜に設立され、翌年、日産自動車に社名を変えます。
  2. 1958〜1960年代乗用車のアメリカへの輸出を始め、プリンス自動車と合併して規模を広げます。
  3. 1980年代アメリカ、イギリスで現地生産を始め、世界に工場を持つメーカーになります。
  4. 1999年経営が行き詰まる中、フランスのルノーと資本提携を結びます。

三菱自動車工業

  1. 1970年三菱重工業の全額出資で設立され、同社の自動車部門を引き継いで営業を始めます。
  2. 1980年代三菱商事と共同でオーストラリアやアメリカに販売会社をつくり、アメリカではクライスラーと合弁工場を建てます。
  3. 2000〜2005年ドイツのダイムラークライスラーと提携しますが、のちに解消。
  4. 2016年日産自動車と資本業務提携・戦略的アライアンスを結びます。

いま何に賭けているか

日産自動車

「⁠Re:Nissan」で、2026年度までに自動車事業の営業利益とフリーキャッシュフロー(⁠自由に使える現金)の黒字化を目指し、5,000億円規模のコスト削減を進めています。2026年4月には「⁠モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」という長期ビジョンを示し、AIを核にした車(⁠AIDV)を技術の中心に据えています。

三菱自動車工業

2026年5月に発表した新中長期ビジョンで、「⁠尖った商品・ブランドの強化でお客様満足と企業価値を向上」を掲げています。アセアン商品群とオフロード商品群に経営資源を集中して2031年度までに13車種を投入し、フィリピン、ベトナム、日本を重点国にするとしています。

よくある質問

日産自動車と三菱自動車工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日産自動車が約676万円、三菱自動車工業が約603万円。日産自動車のほうが約73万円高い。
日産自動車と三菱自動車工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日産自動車が16.8時間、三菱自動車工業が17.1時間。大きな差はない。
日産自動車と三菱自動車工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日産自動車が62.9点、三菱自動車工業が64.8点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく