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日産自動車と日産車体の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日産自動車が約676万円、日産車体が約578万円。日産自動車のほうが約98万円高い。
  • 月の平均残業は日産自動車が16.8時間、日産車体が23.4時間。日産自動車のほうが月6.6時間少ない。
  • 売上高は日産自動車が12.01兆円、日産車体が4,038億円で、日産自動車が約29.7倍の規模。

数字で比べる

日産自動車日産車体
働きやすさの点数62.9点(⁠A-)64.1点(⁠A-)
平均年収857万円(⁠40.9歳)754万円(⁠42.2歳)
30歳換算年収約676万円約578万円
月の平均残業16.8時間23.4時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.4年15年
売上高12.01兆円4,038億円
売上に対する利益の割合0.0%(⁠経常利益)3.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.43倍1.88倍
従業員数(⁠単体)23,174人1,668人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合は日産自動車が0.0%、日産車体が3.7%で、日産車体のほうが稼ぐ力が強い。
  • 売上の4年の伸びは日産自動車が1.43倍、日産車体が1.88倍で、勢いは日産車体が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日産自動車が62.9点、日産車体が64.1点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

日産自動車

日産自動車は、横浜に本社を置く大手自動車メーカーです。フランスのルノーとの提携で立ち直った歴史がありますが、いまは再び経営再建のさなかにあり、計画「⁠Re:Nissan」で立て直しを進めています。

売上高は約12.0兆円で、自動車業界で国内3位です。お金の入り口は、世界中での車の販売と、車を買う人向けのローン・リースの販売金融事業です。社員は日本に約5.9万人、北米に約3.7万人と、海外の比重も大きい会社です。

日産車体

日産車体は、親会社の日産自動車向けに、乗用車、商用車、小型バスなどの自動車と部品をつくる会社です。1941年に日本航空工業と国際工業が合併した日本国際航空工業として航空機をつくっていましたが、戦後に鉄道車両・自動車車体の製作に転換しました。

売上高は約4,038億円です。事業の中心は自動車関連(⁠乗用車、商用車、小型バス、部分品・車体・特別架装)で、ほかに設備メンテナンス、情報処理、人材派遣の子会社があります。子会社はすべて国内です。

歴史の違い

日産自動車

  1. 1933年「⁠自動車製造」として横浜に設立され、翌年、日産自動車に社名を変えます。
  2. 1958〜1960年代乗用車のアメリカへの輸出を始め、プリンス自動車と合併して規模を広げます。
  3. 1980年代アメリカ、イギリスで現地生産を始め、世界に工場を持つメーカーになります。
  4. 1999年経営が行き詰まる中、フランスのルノーと資本提携を結びます。

日産車体

  1. 1941〜1946年日本国際航空工業として航空機をつくり、戦後に日国工業と改称して鉄道車両・自動車車体の製作に転換します。
  2. 1951〜1956年日産自動車と提携し、主業を日産自動車の中小型自動車の製作に転換します。
  3. 1971年社名を日産車体に変えます。
  4. 2007〜2010年日産車体九州を設立し、量産を始めます。

いま何に賭けているか

日産自動車

「⁠Re:Nissan」で、2026年度までに自動車事業の営業利益とフリーキャッシュフロー(⁠自由に使える現金)の黒字化を目指し、5,000億円規模のコスト削減を進めています。2026年4月には「⁠モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」という長期ビジョンを示し、AIを核にした車(⁠AIDV)を技術の中心に据えています。

日産車体

コーポレートパーパスは「⁠人々の生活を豊かに。イノベーションをドライブし続ける。」です。2023-2027中期経営計画で、目指す姿を「⁠商用車とプレミアムカー、特装車、サポート事業で社会に貢献し、お客さまから頼られる唯一無二の存在となる」としています。2025年度はキャラバンのマイナーチェンジを行い、ガソリンモデルにインテリジェントクルーズコントロールを採用しました。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日産自動車が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日産車体。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日産車体のほうが景気の波に強い。

よくある質問

日産自動車と日産車体はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日産自動車が約676万円、日産車体が約578万円。日産自動車のほうが約98万円高い。
日産自動車と日産車体はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日産自動車が16.8時間、日産車体が23.4時間。日産自動車のほうが月6.6時間少ない。
日産自動車と日産車体はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日産自動車が62.9点、日産車体が64.1点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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