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KDDIとソフトバンクグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。通信・ネットの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はKDDIが約804万円、ソフトバンクグループが約1,034万円。ソフトバンクグループのほうが約230万円高い。
  • 売上高はKDDIが6.07兆円、ソフトバンクグループが7.80兆円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合はKDDIが18.4%、ソフトバンクグループが78.7%で、ソフトバンクグループのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

KDDIソフトバンクグループ
働きやすさの点数77.2点(⁠S)68.2点(⁠A+)
平均年収1,051万円(⁠42.3歳)1,320万円(⁠41.2歳)
30歳換算年収約804万円約1,034万円
月の平均残業16.2時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.5年10.1年
売上高6.07兆円7.80兆円
売上に対する利益の割合18.4%(⁠税引前利益)78.7%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.11倍1.25倍
従業員数(⁠単体)9,891人276人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはKDDIが1.11倍、ソフトバンクグループが1.25倍で、勢いはソフトバンクグループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はKDDIが77.2点、ソフトバンクグループが68.2点で、KDDIが上回る。

何で稼いでいるかの違い

KDDI

KDDIは、携帯電話の「⁠au」「⁠UQ mobile」「⁠povo」を提供する大手通信会社です。NTTの独占だった通信の世界に、民間から挑戦するためにつくられた会社(⁠第二電電)が出発点です。今は通信に加え、金融、エネルギー、法人向けのDX支援にも力を入れています。

売上高は約6.1兆円で、情報通信業で国内4位です。事業は、個人向けの「⁠パーソナル事業」と、法人向けの「⁠ビジネス事業」の二つです。

ソフトバンクグループ

ソフトバンクグループは、戦略的投資持株会社です。携帯電話のソフトバンク(⁠LINEヤフー、PayPayを含む)、半導体設計のArm、世界のテクノロジー企業に投資するソフトバンク・ビジョン・ファンドを持ち、今はOpenAIへの巨額出資などAIに経営資源を集中しています。

売上高は約7.80兆円、税引前利益は約6.13兆円です。事業は、持株会社投資、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(⁠SVF1、SVF2など)、ソフトバンク事業(⁠通信、LINEヤフー、PayPay)、AIコンピューティング(⁠Arm、Ampere、Graphcore)の4つです。

歴史の違い

KDDI

  1. 1984年通信の自由化に先立ち、「⁠第二電電企画」が設立されます。
  2. 1987〜1991年市外電話サービスを始め、関西・九州などに地域ごとのセルラー電話会社をつくります。
  3. 2000年国際通信のKDD、携帯電話の日本移動通信と合併し、「⁠ディーディーアイ」になります。
  4. 2001年社名をKDDIに変え、セルラー電話会社をまとめた「⁠エーユー」と合併します。

ソフトバンクグループ

  1. 1981年日本ソフトバンクが設立され、パソコン用パッケージソフトの流通を始めます。
  2. 1996〜2000年ヤフー(⁠今のLINEヤフー)を設立し、アリババに出資します。
  3. 2004〜2006年日本テレコム、福岡ダイエーホークス、ボーダフォン日本法人を次々に子会社にし、携帯電話事業に参入します。
  4. 2013〜2017年米国のスプリント、英国のArmを子会社にし、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資を始めます。

いま何に賭けているか

KDDI

2026年5月に中期経営戦略「⁠Power-to-Connect 2028」を発表しました。AIが当たり前になる「⁠AI前提社会」で、企業の成長を支える「⁠AI労働力」、暮らしを変える「⁠AI生活力」を支える新しい事業をつくり、社会への実装をリードすることを目指しています。

ソフトバンクグループ

会社は、「⁠情報革命」の中心がAIに移ったとし、人類の叡智を大きく超えるASI(⁠人工超知能)の実現を使命に掲げています。AIモデル、AIチップ、AIインフラなどに取り組んでいます。財務方針として、LTV(⁠保有資産に対する負債の割合)を平時25%未満、異常時でも35%を上限に管理するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いソフトバンクグループのほうが景気の波に強い。

よくある質問

KDDIとソフトバンクグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はKDDIが約804万円、ソフトバンクグループが約1,034万円。ソフトバンクグループのほうが約230万円高い。
KDDIとソフトバンクグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はKDDIが77.2点、ソフトバンクグループが68.2点で、KDDIが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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