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楽天グループとソフトバンクグループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。通信・ネットの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は楽天グループが約747万円、ソフトバンクグループが約1,034万円。ソフトバンクグループのほうが約287万円高い。
  • 売上高は楽天グループが2.50兆円、ソフトバンクグループが7.80兆円で、ソフトバンクグループが約3.1倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は楽天グループが-1.2%、ソフトバンクグループが78.7%で、ソフトバンクグループのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

楽天グループソフトバンクグループ
働きやすさの点数57点(B)68.2点(⁠A+)
平均年収851万円(⁠36歳)1,320万円(⁠41.2歳)
30歳換算年収約747万円約1,034万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数6.3年10.1年
売上高2.50兆円7.80兆円
売上に対する利益の割合-1.2%(⁠税引前利益)78.7%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.48倍1.25倍
従業員数(⁠単体)9,989人276人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは楽天グループが1.48倍、ソフトバンクグループが1.25倍で、勢いは楽天グループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は楽天グループが57点、ソフトバンクグループが68.2点で、ソフトバンクグループが上回る。

何で稼いでいるかの違い

楽天グループ

楽天グループは、ネット通販の「⁠楽天市場」から始まり、クレジットカード、銀行、証券、保険、携帯電話まで手がける会社です。楽天ポイントでたくさんのサービスをつなぐ「⁠楽天経済圏」をつくっています。プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスも持っています。

売上高は約2.5兆円です。事業は、インターネットサービス(⁠楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックスなど)、フィンテック(⁠楽天カード、楽天銀行、楽天証券、保険など)、モバイル(⁠楽天モバイル)の3つです。

ソフトバンクグループ

ソフトバンクグループは、戦略的投資持株会社です。携帯電話のソフトバンク(⁠LINEヤフー、PayPayを含む)、半導体設計のArm、世界のテクノロジー企業に投資するソフトバンク・ビジョン・ファンドを持ち、今はOpenAIへの巨額出資などAIに経営資源を集中しています。

売上高は約7.80兆円、税引前利益は約6.13兆円です。事業は、持株会社投資、ソフトバンク・ビジョン・ファンド(⁠SVF1、SVF2など)、ソフトバンク事業(⁠通信、LINEヤフー、PayPay)、AIコンピューティング(⁠Arm、Ampere、Graphcore)の4つです。

歴史の違い

楽天グループ

  1. 1997年株式会社エム・ディー・エムとして設立され、インターネット・ショッピングモール『⁠楽天市場』のサービスを始めます。
  2. 2001〜2004年楽天トラベル、楽天ポイントを始め、証券会社、クレジットカード会社を傘下に入れます。
  3. 2009〜2014年銀行(⁠今の楽天銀行)、電子書籍のKobo、通話アプリのViber、アメリカのEbatesなどを傘下に入れ、世界に広がります。
  4. 2019年『⁠楽天モバイル』が自社の回線を使った携帯キャリアサービスを始めます。

ソフトバンクグループ

  1. 1981年日本ソフトバンクが設立され、パソコン用パッケージソフトの流通を始めます。
  2. 1996〜2000年ヤフー(⁠今のLINEヤフー)を設立し、アリババに出資します。
  3. 2004〜2006年日本テレコム、福岡ダイエーホークス、ボーダフォン日本法人を次々に子会社にし、携帯電話事業に参入します。
  4. 2013〜2017年米国のスプリント、英国のArmを子会社にし、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資を始めます。

いま何に賭けているか

楽天グループ

インターネットサービス、フィンテック、モバイルの3つを軸にした「⁠グローバル イノベーション カンパニー」を掲げ、AIとデータを事業運営や価値創造に最大限活用するとしています。日本のEC化率やキャッシュレス比率はまだ伸びる余地が大きいと見て、事業の成長を目指しています。

ソフトバンクグループ

会社は、「⁠情報革命」の中心がAIに移ったとし、人類の叡智を大きく超えるASI(⁠人工超知能)の実現を使命に掲げています。AIモデル、AIチップ、AIインフラなどに取り組んでいます。財務方針として、LTV(⁠保有資産に対する負債の割合)を平時25%未満、異常時でも35%を上限に管理するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい楽天グループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いソフトバンクグループのほうが景気の波に強い。

よくある質問

楽天グループとソフトバンクグループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は楽天グループが約747万円、ソフトバンクグループが約1,034万円。ソフトバンクグループのほうが約287万円高い。
楽天グループとソフトバンクグループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は楽天グループが57点、ソフトバンクグループが68.2点で、ソフトバンクグループが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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