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ソフトバンクと楽天グループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。通信・ネットの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はソフトバンクが約671万円、楽天グループが約747万円。楽天グループのほうが約76万円高い。
  • 売上高はソフトバンクが7.04兆円、楽天グループが2.50兆円で、ソフトバンクが約2.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はソフトバンクが13.2%、楽天グループが-1.2%で、ソフトバンクのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

ソフトバンク楽天グループ
働きやすさの点数58.3点(⁠B)57点(B)
平均年収871万円(⁠42歳)851万円(⁠36歳)
30歳換算年収約671万円約747万円
月の平均残業22.3時間未公表
有給取得率78.3%未公表
平均勤続年数14.1年6.3年
売上高7.04兆円2.50兆円
売上に対する利益の割合13.2%(⁠税引前利益)-1.2%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.24倍1.48倍
従業員数(⁠単体)19,150人9,989人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはソフトバンクが1.24倍、楽天グループが1.48倍で、勢いは楽天グループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はソフトバンクが58.3点、楽天グループが57点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

ソフトバンク

ソフトバンクは、携帯電話の「⁠ソフトバンク」「⁠ワイモバイル」「⁠LINEMO」を提供する通信会社で、ソフトバンクグループの日本の中心となる事業会社です。LINEヤフーやPayPayも傘下に持ち、通信とネットサービスを組み合わせた巨大な経済圏をつくっています。

売上高は約7.0兆円で、情報通信業で国内3位です。事業は、コンシューマ(⁠個人向けの携帯・光回線・電気)、エンタープライズ(⁠法人向け)、ディストリビューション(⁠IT製品の販売)、メディア・EC(⁠LINEヤフー)、ファイナンス(⁠PayPayなど)に分かれています。

楽天グループ

楽天グループは、ネット通販の「⁠楽天市場」から始まり、クレジットカード、銀行、証券、保険、携帯電話まで手がける会社です。楽天ポイントでたくさんのサービスをつなぐ「⁠楽天経済圏」をつくっています。プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスも持っています。

売上高は約2.5兆円です。事業は、インターネットサービス(⁠楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックスなど)、フィンテック(⁠楽天カード、楽天銀行、楽天証券、保険など)、モバイル(⁠楽天モバイル)の3つです。

歴史の違い

ソフトバンク

  1. 1986年国鉄の分割民営化にともない、「⁠鉄道通信」として設立されます。
  2. 1989〜1999年日本テレコムと合併し、携帯電話の会社(⁠のちのJ-フォン)をつくります。
  3. 2001〜2004年イギリスのボーダフォンの傘下に入り、社名もボーダフォンに変わります。
  4. 2006年ソフトバンクグループが買収し、ソフトバンクモバイルになります。

楽天グループ

  1. 1997年株式会社エム・ディー・エムとして設立され、インターネット・ショッピングモール『⁠楽天市場』のサービスを始めます。
  2. 2001〜2004年楽天トラベル、楽天ポイントを始め、証券会社、クレジットカード会社を傘下に入れます。
  3. 2009〜2014年銀行(⁠今の楽天銀行)、電子書籍のKobo、通話アプリのViber、アメリカのEbatesなどを傘下に入れ、世界に広がります。
  4. 2019年『⁠楽天モバイル』が自社の回線を使った携帯キャリアサービスを始めます。

いま何に賭けているか

ソフトバンク

成長戦略「⁠Activate AI for Society」を掲げ、すべての事業でAIを活用し、社会に実装することを目指しています。2030年度に向けて「⁠デジタル化社会の発展に不可欠な次世代社会インフラを提供する企業」を長期ビジョンにし、AIのインフラやサービスで稼ぐことを成長の柱にしています。

楽天グループ

インターネットサービス、フィンテック、モバイルの3つを軸にした「⁠グローバル イノベーション カンパニー」を掲げ、AIとデータを事業運営や価値創造に最大限活用するとしています。日本のEC化率やキャッシュレス比率はまだ伸びる余地が大きいと見て、事業の成長を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい楽天グループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いソフトバンクのほうが景気の波に強い。

よくある質問

ソフトバンクと楽天グループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はソフトバンクが約671万円、楽天グループが約747万円。楽天グループのほうが約76万円高い。
ソフトバンクと楽天グループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はソフトバンクが58.3点、楽天グループが57点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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