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住友金属鉱山と三井金属の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。非鉄金属・電線の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は住友金属鉱山が約636万円、三井金属が約677万円。三井金属のほうが約41万円高い。
  • 月の平均残業は住友金属鉱山が15時間、三井金属が14.3時間。大きな差はない。
  • 売上高は住友金属鉱山が1.74兆円、三井金属が7,585億円で、住友金属鉱山が約2.3倍の規模。

数字で比べる

住友金属鉱山三井金属
働きやすさの点数58.8点(⁠B)70点(A+)
平均年収805万円(⁠40.8歳)896万円(⁠42.9歳)
30歳換算年収約636万円約677万円
月の平均残業15時間14.3時間
有給取得率未公表85.9%
平均勤続年数13.1年13.9年
売上高1.74兆円7,585億円
売上に対する利益の割合14.7%(⁠税引前利益)18.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.38倍1.20倍
従業員数(⁠単体)3,179人2,587人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは住友金属鉱山が1.38倍、三井金属が1.20倍で、勢いは住友金属鉱山が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は住友金属鉱山が58.8点、三井金属が70点で、三井金属が上回る。

何で稼いでいるかの違い

住友金属鉱山

住友金属鉱山は、鉱山の開発(⁠資源)、銅・ニッケル・金などの製錬、電池材料などの材料事業の3つを持つ非鉄金属の会社です。1590年に住友家の業祖が京都で始めた銅製錬が起源で、鹿児島県の菱刈金山を運営しています。

売上高は約1.74兆円です。事業は、資源(⁠国内外の鉱山の探査・開発・生産)、製錬(⁠銅・ニッケル・金などの製錬)、材料(⁠電池材料、機能性材料)の3つです。

三井金属

三井金属は、キャリア付極薄銅箔などの銅箔、排ガス浄化触媒、電子材料用金属粉、スパッタリングターゲットなどの機能材料と、亜鉛・鉛・銅・金・銀の製錬、資源リサイクルなどの金属事業を持つ会社です。1874年に三井組が神岡鉱山の経営を始めたのが起源で、1950年に三井鉱山の金属部門をもとに設立されました。

売上高は約7,585億円です。事業は、機能材料(⁠銅箔、排ガス浄化触媒、機能粉、電池材料、レアマテリアル、セラミックス、スパッタリングターゲット)、金属(⁠亜鉛、鉛、銅、金、銀、資源リサイクル)、その他です。

歴史の違い

住友金属鉱山

  1. 1590年住友家の業祖・蘇我理右衛門が京都で銅製錬・銅細工を始め、銀・銅を吹き分ける「⁠南蛮吹き」の技術を持ちます。
  2. 1691年別子銅山の稼行を始めます(⁠1973年に操業終結)。
  3. 1981〜1985年鹿児島県の菱刈鉱区で高品位の金鉱脈が発見され、1985年に採掘を始めます。
  4. 1986〜1992年アメリカのモレンシー銅鉱山、インドネシアのニッケル、チリのカンデラリア銅鉱床に参加し、海外鉱山に進出します。

三井金属

  1. 1874年三井組が神岡鉱山の経営を始めます。
  2. 1950〜1952年三井鉱山の金属部門をもとに神岡鉱業を設立し、三井金属鉱業に社名を変えます。
  3. 1976〜1989年米国、台湾、マレーシアに銅箔の製造拠点をつくり、半導体実装材料の会社を設立します。
  4. 1995〜2006年タイ、中国、インドに自動車部品・排ガス浄化触媒の拠点をつくり、ペルーのパルカ鉱山が操業を始めます。

いま何に賭けているか

住友金属鉱山

長期ビジョン「⁠世界の非鉄リーダー」を掲げ、ニッケル生産量15万トン/年、銅の権益分生産量30万トン/年、材料事業の税引前利益250億円/年、当期利益1,500億円/年をターゲットにしています。資源権益やメタル生産量で世界Top5に入ることを目指しています。

三井金属

コーポレートスローガンは「⁠マテリアルの知恵を活かす」です。2025年度からの中期経営計画「⁠25中計」で、バイサイドM&Aの予算枠を240億円から600億円に広げ、「⁠大胆な資源投入による成長の加速」を進めるとしています。機能材料ではAIインフラ、先端半導体関連分野に継続して投資するとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい住友金属鉱山。

よくある質問

住友金属鉱山と三井金属はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は住友金属鉱山が約636万円、三井金属が約677万円。三井金属のほうが約41万円高い。
住友金属鉱山と三井金属はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は住友金属鉱山が15時間、三井金属が14.3時間。大きな差はない。
住友金属鉱山と三井金属はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は住友金属鉱山が58.8点、三井金属が70点で、三井金属が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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