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出光興産と伊藤忠エネクスの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。石油・資源開発の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は出光興産が約766万円、伊藤忠エネクスが約783万円。ほぼ同じ水準。
  • 月の平均残業は出光興産が21.5時間、伊藤忠エネクスが7.9時間。伊藤忠エネクスのほうが月13.6時間少ない。
  • 売上高は出光興産が8.11兆円、伊藤忠エネクスが8,512億円で、出光興産が約9.5倍の規模。

数字で比べる

出光興産伊藤忠エネクス
働きやすさの点数74.3点(⁠S)74.2点(⁠S)
平均年収995万円(⁠42歳)1,001万円(⁠41.3歳)
30歳換算年収約766万円約783万円
月の平均残業21.5時間7.9時間
有給取得率未公表87%
平均勤続年数16.9年15.8年
売上高8.11兆円8,512億円
売上に対する利益の割合2.8%(⁠経常利益)3.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.21倍0.91倍
従業員数(⁠単体)5,120人421人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは出光興産が1.21倍、伊藤忠エネクスが0.91倍で、勢いは出光興産が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は出光興産が74.3点、伊藤忠エネクスが74.2点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

出光興産

出光興産は、ガソリンなどの石油製品を中心に、化学品、有機ELの材料、電力・再生可能エネルギーまで手がけるエネルギー会社です。1911年に出光佐三が門司で始めた石油販売が原点で、2019年に昭和シェル石油と経営統合しました。

売上高は約8.1兆円で、石油・石炭製品の業界で国内2位です。お金の中心は燃料油で、原油を製油所で精製し、全国のサービスステーションや企業に販売しています。社員約1.4万人のうち約7,400人が燃料油事業にいます。

伊藤忠エネクス

伊藤忠エネクスは、ガソリン・軽油などを販売するカーライフ事業、アスファルトや船舶用燃料などの産業ビジネス、発電・電力販売・熱供給、LPガスなどのホームライフ事業を手がけるエネルギー商社です。親会社は伊藤忠商事です。1961年に、伊藤忠石油を分割して石油製品を販売する会社として設立されました。

売上高は約8,512億円です。事業は、カーライフ(⁠ガソリン・軽油などの販売、自動車販売、オートオークションなど)、産業ビジネス、電力・ユーティリティ、ホームライフ(⁠LPガス・都市ガス販売など)の4つです。

歴史の違い

出光興産

  1. 1911年出光佐三が福岡県門司で「⁠出光商会」を開き、石油の販売を始めます。
  2. 1945年終戦で海外の財産をすべて失いますが、引き揚げてきた社員全員を受け入れます。
  3. 1953年石油の国有化をめぐって国際紛争の中にあったイランから、石油の輸入を断行します。
  4. 1957〜1975年徳山、千葉、北海道、愛知などに製油所を次々に建て、石油化学の事業も始めます。

伊藤忠エネクス

  1. 1961年日本鉱業が水島に製油所を建てて石油業界に進出したのを機に、その製品を販売するため、伊藤忠石油を分割して設立されます。
  2. 1978〜1979年大証・東証の2部に上場し、1部に指定されます。
  3. 2001年社名を伊藤忠燃料から伊藤忠エネクスに変えます。
  4. 2008年伊藤忠商事などから石油製品トレード事業・ロジスティックス事業を引き継ぎます。

いま何に賭けているか

出光興産

2026〜2030年度の中期経営計画で、2030年ビジョン「⁠責任ある変革者」を掲げています。エネルギーの安定供給を続けながら、ブルーアンモニアやSAF(⁠持続可能な航空燃料)、電気自動車向けのリチウム固体電解質、使用済みプラスチックの油化など、脱炭素と資源循環の事業を育てています。

伊藤忠エネクス

中期経営計画『⁠ENEX2030』で、「⁠くらしの原動力を創る」をコンセプトに、2030年に当期純利益200億円以上、ROE9.0%以上を目指しています。2023〜2030年度の累計で2,100億円の新規戦略投資を計画しています。「⁠現場力の強化」と「⁠新規・戦略投資の実行」に取り組むとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい出光興産。

よくある質問

出光興産と伊藤忠エネクスはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は出光興産が約766万円、伊藤忠エネクスが約783万円。ほぼ同じ水準。
出光興産と伊藤忠エネクスはどちらが残業が少ない?
月の平均残業は出光興産が21.5時間、伊藤忠エネクスが7.9時間。伊藤忠エネクスのほうが月13.6時間少ない。
出光興産と伊藤忠エネクスはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は出光興産が74.3点、伊藤忠エネクスが74.2点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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