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三菱ガス化学とアイカ工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱ガス化学が約715万円、アイカ工業が約643万円。三菱ガス化学のほうが約72万円高い。
  • 売上高は三菱ガス化学が7,382億円、アイカ工業が2,518億円で、三菱ガス化学が約2.9倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は三菱ガス化学が7.0%、アイカ工業が12.0%で、アイカ工業のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

三菱ガス化学アイカ工業
働きやすさの点数67.9点(⁠A+)69.2点(⁠A+)
平均年収908万円(⁠41歳)817万円(⁠41歳)
30歳換算年収約715万円約643万円
月の平均残業14.2時間未公表
有給取得率未公表71.7%
平均勤続年数15.9年15.1年
売上高7,382億円2,518億円
売上に対する利益の割合7.0%(⁠経常利益)12.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.05倍1.17倍
従業員数(⁠単体)2,562人1,287人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三菱ガス化学が1.05倍、アイカ工業が1.17倍で、勢いはアイカ工業が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱ガス化学が67.9点、アイカ工業が69.2点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

三菱ガス化学

三菱ガス化学は、メタノールなどの基礎化学品と、半導体パッケージ用のBT材料、エンジニアリングプラスチックス、電子材料、脱酸素剤などの機能化学品をつくる化学メーカーです。1951年に天然ガス化学の日本瓦斯化学工業として設立されました。

売上高は約7,382億円です。事業は、グリーン・エネルギー&ケミカル(⁠メタノール、芳香族化学品、発泡プラスチック、電力など)と、機能化学品(⁠無機化学品、エンジニアリングプラスチックス、光学材料、電子材料、脱酸素剤など)の2つが中心です。

アイカ工業

アイカ工業は、接着剤や塗り床材・仕上塗材などの化成品と、メラミン化粧板や化粧合板、不燃化粧材などの建装建材をつくる会社です。1936年に愛知時計電機から航空機用点火栓や接着剤などの事業を引き継ぎ、愛知化学工業として設立されました。

売上高は約2,518億円です。事業は、化成品(⁠外装・内装仕上塗材、塗り床材、各種接着剤、有機微粒子など)と建装建材(⁠メラミン化粧板、化粧合板、室内用ドア、カウンター、押出成形セメント板など)の2つです。

歴史の違い

三菱ガス化学

  1. 1951年天然ガス化学工業を目的に、日本瓦斯化学工業を設立します。
  2. 1971年三菱江戸川化学と合併し、三菱瓦斯化学になります。
  3. 1979〜1983年日本・サウジアラビアメタノールを設立し、「⁠サウジメタノール計画」の現地法人が操業を始めます。
  4. 1994年三菱化成と合弁で三菱エンジニアリングプラスチックスを設立します。

アイカ工業

  1. 1936年愛知時計電機から航空機用点火栓、安全硝子、接着剤の事業を引き継ぎ、愛知化学工業を設立します。
  2. 1960年メラミン化粧板の生産を始めます。
  3. 1966年社名をアイカ工業に変えます。
  4. 1974年合弁でインドネシアに会社をつくります。

いま何に賭けているか

三菱ガス化学

中期経営計画「⁠Grow UP 2026」で、事業ポートフォリオの強靭化とサステナビリティ経営を進めています。当期は、タイで半導体パッケージ用BT材料の能力増強が完了し、AIサーバー向け基板材料OPE®の需要は計画を上回っています。一方、オランダのメタキシレンジアミン製造設備の建設中止と、鹿島工場のポリカーボネート生産設備の停止を決めました。

アイカ工業

社是は「⁠挑戦と創造」、経営理念は「⁠共生の理念のもと、たえざる革新により新しい価値を創造し、社会に貢献していく」です。経営方針に「⁠化学とデザイン」「⁠グループシナジー」「⁠No.1」「⁠グローバル」などを掲げています。会社は、インドなど一部地域では高い成長が期待されるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いアイカ工業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

三菱ガス化学とアイカ工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱ガス化学が約715万円、アイカ工業が約643万円。三菱ガス化学のほうが約72万円高い。
三菱ガス化学とアイカ工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱ガス化学が67.9点、アイカ工業が69.2点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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