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三菱ガス化学とトクヤマの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は三菱ガス化学が約715万円、トクヤマが約619万円。三菱ガス化学のほうが約96万円高い。
  • 売上高は三菱ガス化学が7,382億円、トクヤマが3,495億円で、三菱ガス化学が約2.1倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は三菱ガス化学が7.0%、トクヤマが10.9%で、トクヤマのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

三菱ガス化学トクヤマ
働きやすさの点数67.9点(⁠A+)66.1点(⁠A)
平均年収908万円(⁠41歳)794万円(⁠41.5歳)
30歳換算年収約715万円約619万円
月の平均残業14.2時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数15.9年16.8年
売上高7,382億円3,495億円
売上に対する利益の割合7.0%(⁠経常利益)10.9%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.05倍1.19倍
従業員数(⁠単体)2,562人2,652人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは三菱ガス化学が1.05倍、トクヤマが1.19倍で、勢いはトクヤマが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は三菱ガス化学が67.9点、トクヤマが66.1点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

三菱ガス化学

三菱ガス化学は、メタノールなどの基礎化学品と、半導体パッケージ用のBT材料、エンジニアリングプラスチックス、電子材料、脱酸素剤などの機能化学品をつくる化学メーカーです。1951年に天然ガス化学の日本瓦斯化学工業として設立されました。

売上高は約7,382億円です。事業は、グリーン・エネルギー&ケミカル(⁠メタノール、芳香族化学品、発泡プラスチック、電力など)と、機能化学品(⁠無機化学品、エンジニアリングプラスチックス、光学材料、電子材料、脱酸素剤など)の2つが中心です。

トクヤマ

トクヤマは、苛性ソーダや塩化ビニル樹脂などの化成品、セメント、半導体用多結晶シリコンや乾式シリカなどの電子先端材料、医療診断システム・歯科器材などのライフサイエンス製品をつくる化学メーカーです。1918年に山口県徳山町でアンモニア法ソーダ製造の日本曹達工業として発足しました。

売上高は約3,495億円です。事業は、化成品、セメント、電子先端材料、ライフサイエンス、環境事業の5つです。

歴史の違い

三菱ガス化学

  1. 1951年天然ガス化学工業を目的に、日本瓦斯化学工業を設立します。
  2. 1971年三菱江戸川化学と合併し、三菱瓦斯化学になります。
  3. 1979〜1983年日本・サウジアラビアメタノールを設立し、「⁠サウジメタノール計画」の現地法人が操業を始めます。
  4. 1994年三菱化成と合弁で三菱エンジニアリングプラスチックスを設立します。

トクヤマ

  1. 1918年山口県徳山町で日本曹達工業として発足します。
  2. 1936〜1938年社名を徳山曹達に変え、セメントの製造を始めます。
  3. 1978〜1984年歯科器材の会社(⁠今のトクヤマデンタル)を設立し、多結晶シリコンの製造を始めます。
  4. 1994年社名をトクヤマに変えます。

いま何に賭けているか

三菱ガス化学

中期経営計画「⁠Grow UP 2026」で、事業ポートフォリオの強靭化とサステナビリティ経営を進めています。当期は、タイで半導体パッケージ用BT材料の能力増強が完了し、AIサーバー向け基板材料OPE®の需要は計画を上回っています。一方、オランダのメタキシレンジアミン製造設備の建設中止と、鹿島工場のポリカーボネート生産設備の停止を決めました。

トクヤマ

存在意義は「⁠化学を礎に、環境と調和した幸せな未来を顧客と共に創造する」です。「⁠電子」「⁠健康」「⁠環境」を成長事業とし、中国の不採算事業から撤退し、セメント事業を見直しています。環境分野では使用済太陽光パネルの低温熱分解リサイクル技術の事業化を進めています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いトクヤマのほうが景気の波に強い。

よくある質問

三菱ガス化学とトクヤマはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は三菱ガス化学が約715万円、トクヤマが約619万円。三菱ガス化学のほうが約96万円高い。
三菱ガス化学とトクヤマはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は三菱ガス化学が67.9点、トクヤマが66.1点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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