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ルネサスエレクトロニクスとKOKUSAI ELECTRICの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。半導体・製造装置の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はルネサスエレクトロニクスが約501万円、KOKUSAI ELECTRICが約707万円。KOKUSAI ELECTRICのほうが約206万円高い。
  • 売上高はルネサスエレクトロニクスが1.32兆円、KOKUSAI ELECTRICが2,351億円で、ルネサスエレクトロニクスが約5.6倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はルネサスエレクトロニクスが-2.3%、KOKUSAI ELECTRICが17.3%で、KOKUSAI ELECTRICのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

ルネサスエレクトロニクスKOKUSAI ELECTRIC
働きやすさの点数62.1点(⁠A-)70.2点(⁠A+)
平均年収750万円(⁠48.5歳)961万円(⁠44.1歳)
30歳換算年収約501万円約707万円
月の平均残業未公表19.3時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数23.4年16.1年
売上高1.32兆円2,351億円
売上に対する利益の割合-2.3%(⁠税引前利益)17.3%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.33倍0.96倍
従業員数(⁠単体)6,025人1,193人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはルネサスエレクトロニクスが1.33倍、KOKUSAI ELECTRICが0.96倍で、勢いはルネサスエレクトロニクスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はルネサスエレクトロニクスが62.1点、KOKUSAI ELECTRICが70.2点で、KOKUSAI ELECTRICが上回る。

何で稼いでいるかの違い

ルネサスエレクトロニクス

ルネサスエレクトロニクスは、自動車や産業機器に使われるマイコン(⁠マイクロコントローラ)、SoC、アナログ半導体、パワー半導体をつくる半導体専業メーカーです。2010年にNECエレクトロニクスとルネサステクノロジが合併してできました。

売上高は約1.32兆円で、直近の税引前利益は約303億円の赤字です。事業は、自動車向け(⁠車載制御、車載情報)と、産業・インフラ・IoT向けの2つです。

KOKUSAI ELECTRIC

KOKUSAI ELECTRICは、半導体製造の前工程のうち「⁠成膜」工程と「⁠熱処理」工程の装置をつくる半導体製造装置メーカーです。日立国際電気の成膜プロセスソリューション事業が前身で、2018年に今の会社になりました。

売上収益は約2,351億円です。事業は半導体製造装置の開発・製造・販売・保守サービスで、LP-CVD製品やALD対応製品などの成膜装置と、熱処理装置を提供しています。

歴史の違い

ルネサスエレクトロニクス

  1. 2002〜2003年日本電気(⁠NEC)の汎用DRAMを除く半導体事業が分社化してNECエレクトロニクスになり、東京証券取引所に上場します。
  2. 2010年ルネサステクノロジと合併し、ルネサスエレクトロニクスになります。
  3. 2011〜2013年工場や事業の譲渡を進め、2013年に産業革新機構やトヨタ自動車などを割当先とする第三者割当増資を実施します。
  4. 2026年タイミング事業を米国SiTimeに30億米ドルで譲渡する契約を結びます。

KOKUSAI ELECTRIC

  1. 1949年国際電気通信の狛江工場を母体に、国際電気を設立します。
  2. 1956年ゲルマニウム、シリコン単結晶引上装置を受注し、半導体製造装置事業を始めます。
  3. 1971〜1996年米国、ドイツ、韓国、台湾に現地法人をつくります。
  4. 2000年国際電気、日立電子、八木アンテナが合併し、日立国際電気になります。

いま何に賭けているか

ルネサスエレクトロニクス

「⁠2035 Aspiration」の達成に向け、事業戦略の基本に立ち返る「⁠Back to Basics」を進めています。生産性の向上と、コア分野への「⁠パーパスフル投資」に注力し、SDV(⁠Software-Defined Vehicle)、AIインフラ/コンピュート、Intelligence at the Edgeの3分野を成長のベクトルとしています。

KOKUSAI ELECTRIC

企業理念は「⁠KOKUSAI ELECTRIC Way」です。半導体デバイスの多層化、微細化、三次元化に対して、バッチALD技術やプラズマトリートメント技術を生かした高付加価値製品の販売拡大に注力するとしています。2029年3月期までに売上収益3,300億円以上、調整後営業利益率30%以上を目標にしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいルネサスエレクトロニクス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いKOKUSAI ELECTRICのほうが景気の波に強い。

よくある質問

ルネサスエレクトロニクスとKOKUSAI ELECTRICはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はルネサスエレクトロニクスが約501万円、KOKUSAI ELECTRICが約707万円。KOKUSAI ELECTRICのほうが約206万円高い。
ルネサスエレクトロニクスとKOKUSAI ELECTRICはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はルネサスエレクトロニクスが62.1点、KOKUSAI ELECTRICが70.2点で、KOKUSAI ELECTRICが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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