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カヤバと日本発條の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はカヤバが約547万円、日本発條が約658万円。日本発條のほうが約111万円高い。
  • 売上高はカヤバが4,815億円、日本発條が8,169億円で、日本発條が約1.7倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはカヤバが1.24倍、日本発條が1.39倍で、勢いは日本発條が上。

数字で比べる

カヤバ日本発條
働きやすさの点数63.9点(⁠A-)74.1点(⁠S)
平均年収709万円(⁠41.9歳)853万円(⁠41.9歳)
30歳換算年収約547万円約658万円
月の平均残業18.6時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.2年17.7年
売上高4,815億円8,169億円
売上に対する利益の割合7.3%(⁠税引前利益)6.4%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.24倍1.39倍
従業員数(⁠単体)4,414人5,350人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はカヤバが63.9点、日本発條が74.1点で、日本発條が上回る。

何で稼いでいるかの違い

カヤバ

カヤバ(⁠KYB)は、自動車・二輪車用の油圧緩衝器、建設機械向けの産業用油圧機器、航空機用の離着陸装置などをつくる会社です。1919年に萱場資郎が萱場発明研究所を創業し、航空機用の油圧緩衝脚などをつくったのが始まりです。

売上高は約4,815億円です。事業は、AC(⁠四輪車・二輪車用油圧緩衝器、油圧機器)、HC(⁠建設機械向けの産業用油圧機器)、航空機器(⁠離着陸装置、操舵装置など)、特装車両などです。

日本発條

日本発条(⁠ニッパツ)は、自動車の懸架ばね、シート、精密ばねなどの精密部品、HDD用サスペンション、産業機器などをつくる会社です。1936年に芝浦スプリング製作所として、自動車・車両用ばねの製造を目的に設立されました。

売上高は約8,169億円です。事業は、懸架ばね(⁠コイルばね、スタビライザなど)、シート(⁠自動車用シート、機構部品)、精密部品(⁠モーターコア、ファスナーなど)、DDS(⁠HDD用サスペンション、半導体検査用プローブユニット)、産業機器ほかです。

歴史の違い

カヤバ

  1. 1919〜1935年萱場資郎が萱場発明研究所を創業し、航空機用の油圧緩衝脚やカタパルトを製作して、株式会社萱場製作所を創立します。
  2. 1948年企業再建整備法による第二会社として萱場工業を設立します。
  3. 1974〜1996年米国、インドネシア、スペイン、マレーシア、ドイツ、タイに会社をつくります。
  4. 1985年社名をカヤバ工業に変えます。

日本発條

  1. 1936〜1939年芝浦スプリング製作所として設立され、日本発条に社名を変えます。
  2. 1943年伊那工場で精密ばねの生産を始めます。
  3. 1961〜1964年シート専門工場をつくり、タイに合弁会社を設立します。
  4. 1986〜1987年米国に懸架ばねの合弁会社と、シートの合弁会社を設立します。

いま何に賭けているか

カヤバ

経営理念は「⁠人々の暮らしを安全・快適にする技術や製品を提供し、社会に貢献するカヤバグループ」です。2025年に創立90周年を迎え、「⁠KYB GROUP VISION 2035」を掲げています。会社は、EV市場拡大のスピードに変化が生じ、建設機械市場では無人化や省エネ化が広がりつつあるとしています。

日本発條

2026年4月に新しい「⁠ニッパツグループ企業理念」を定めました。「⁠2026中計」の基本方針は「⁠人を大切にする」「⁠社会へ貢献する」「⁠ちゃんと買って ちゃんと造って ちゃんと売る」です。2026年度はROE10%、売上高8,600億円を予想しています。会社は、材料開発、金属加工、熱処理、シミュレーション、接合をコア技術としています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本発條。

よくある質問

カヤバと日本発條はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はカヤバが約547万円、日本発條が約658万円。日本発條のほうが約111万円高い。
カヤバと日本発條はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はカヤバが63.9点、日本発條が74.1点で、日本発條が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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