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日本発條とフタバ産業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車部品・タイヤの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本発條が約658万円、フタバ産業が約562万円。日本発條のほうが約96万円高い。
  • 売上高は日本発條が8,169億円、フタバ産業が6,779億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は日本発條が6.4%、フタバ産業が3.1%で、日本発條のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

日本発條フタバ産業
働きやすさの点数74.1点(⁠S)61点(A-)
平均年収853万円(⁠41.9歳)682万円(⁠38.9歳)
30歳換算年収約658万円約562万円
月の平均残業未公表19.2時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.7年14年
売上高8,169億円6,779億円
売上に対する利益の割合6.4%(⁠経常利益)3.1%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.39倍1.18倍
従業員数(⁠単体)5,350人4,036人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは日本発條が1.39倍、フタバ産業が1.18倍で、勢いは日本発條が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本発條が74.1点、フタバ産業が61点で、日本発條が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本発條

日本発条(⁠ニッパツ)は、自動車の懸架ばね、シート、精密ばねなどの精密部品、HDD用サスペンション、産業機器などをつくる会社です。1936年に芝浦スプリング製作所として、自動車・車両用ばねの製造を目的に設立されました。

売上高は約8,169億円です。事業は、懸架ばね(⁠コイルばね、スタビライザなど)、シート(⁠自動車用シート、機構部品)、精密部品(⁠モーターコア、ファスナーなど)、DDS(⁠HDD用サスペンション、半導体検査用プローブユニット)、産業機器ほかです。

フタバ産業

フタバ産業は、マフラーなどの排気系部品やボデー系部品などの自動車部品をつくる会社です。主要な販売先のトヨタ自動車は、フタバ産業を関連会社とする「⁠その他の関係会社」です。1935年に東京で関東重工業として設立され、1946年に社名をフタバ産業に変えました。

売上高は約6,779億円です。事業は、自動車等車両部品、環境機器部品、外販設備などの製造販売で、地域別に日本、北米、欧州、中国、アジアのセグメントがあります。

歴史の違い

日本発條

  1. 1936〜1939年芝浦スプリング製作所として設立され、日本発条に社名を変えます。
  2. 1943年伊那工場で精密ばねの生産を始めます。
  3. 1961〜1964年シート専門工場をつくり、タイに合弁会社を設立します。
  4. 1986〜1987年米国に懸架ばねの合弁会社と、シートの合弁会社を設立します。

フタバ産業

  1. 1935〜1946年関東重工業として設立され、社名をフタバ産業に変えて、岡崎市で漁網機やパイプ製家具をつくります。
  2. 1948年自動車部品の生産を始めます。
  3. 1993年自動車マフラーの専門工場として幸田工場を新設します。
  4. 1994〜2011年米国、英国、カナダ、チェコ、中国、インド、インドネシアに会社をつくります。

いま何に賭けているか

日本発條

2026年4月に新しい「⁠ニッパツグループ企業理念」を定めました。「⁠2026中計」の基本方針は「⁠人を大切にする」「⁠社会へ貢献する」「⁠ちゃんと買って ちゃんと造って ちゃんと売る」です。2026年度はROE10%、売上高8,600億円を予想しています。会社は、材料開発、金属加工、熱処理、シミュレーション、接合をコア技術としています。

フタバ産業

2025〜2027年度の中期経営計画を成長投資の期間とし、2027年度に営業利益率(⁠支給品を除く売上高に対して)5.0%、ROE10.0%以上を目標にしています。排気系部品では電動化に合わせた新しいシステムの開発、インドでは拠点拡大を進めるとしています。工場のCO2排出量を2030年度に2019年度比で50%以上減らすとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい日本発條。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い日本発條のほうが景気の波に強い。

よくある質問

日本発條とフタバ産業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本発條が約658万円、フタバ産業が約562万円。日本発條のほうが約96万円高い。
日本発條とフタバ産業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本発條が74.1点、フタバ産業が61点で、日本発條が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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