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DICとアイカ工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はDICが約585万円、アイカ工業が約643万円。アイカ工業のほうが約58万円高い。
  • 有給休暇の取得率はDICが70.1%、アイカ工業が71.7%。
  • 売上高はDICが1.05兆円、アイカ工業が2,518億円で、DICが約4.2倍の規模。

数字で比べる

DICアイカ工業
働きやすさの点数62.6点(⁠A-)69.2点(⁠A+)
平均年収799万円(⁠44.3歳)817万円(⁠41歳)
30歳換算年収約585万円約643万円
月の平均残業12.9時間未公表
有給取得率70.1%71.7%
平均勤続年数17年15.1年
売上高1.05兆円2,518億円
売上に対する利益の割合4.2%(⁠経常利益)12.0%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.23倍1.17倍
従業員数(⁠単体)3,880人1,287人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はDICが4.2%、アイカ工業が12.0%で、アイカ工業のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はDICが62.6点、アイカ工業が69.2点で、アイカ工業が上回る。

何で稼いでいるかの違い

DIC

DICは、印刷インキ、顔料、合成樹脂などをつくる化学メーカーです。1908年に東京・本所で川村インキ製造所として創業し、2008年に大日本インキ化学工業から今の社名に変わりました。約60か国で事業を展開しています。

売上高は約1.05兆円です。事業は、パッケージング&グラフィック(⁠グラビアインキ、新聞インキなどの印刷インキ、包材用接着剤など)、カラー&ディスプレイ(⁠塗料用・プラスチック用・化粧品用などの顔料、カラーフィルタ用顔料)、ファンクショナルプロダクツ(⁠合成樹脂、PPSコンパウンド、エポキシ樹脂など)の3つです。

アイカ工業

アイカ工業は、接着剤や塗り床材・仕上塗材などの化成品と、メラミン化粧板や化粧合板、不燃化粧材などの建装建材をつくる会社です。1936年に愛知時計電機から航空機用点火栓や接着剤などの事業を引き継ぎ、愛知化学工業として設立されました。

売上高は約2,518億円です。事業は、化成品(⁠外装・内装仕上塗材、塗り床材、各種接着剤、有機微粒子など)と建装建材(⁠メラミン化粧板、化粧合板、室内用ドア、カウンター、押出成形セメント板など)の2つです。

歴史の違い

DIC

  1. 1908年東京・本所で川村インキ製造所として創業します。
  2. 1937年大日本インキ製造株式会社を設立します。
  3. 1962年合成樹脂の日本ライヒホールド化学工業を合併し、大日本インキ化学工業に社名を変えます。
  4. 1973年性能を大きく高めたネマティック型液晶を開発し、電卓で採用されます。

アイカ工業

  1. 1936年愛知時計電機から航空機用点火栓、安全硝子、接着剤の事業を引き継ぎ、愛知化学工業を設立します。
  2. 1960年メラミン化粧板の生産を始めます。
  3. 1966年社名をアイカ工業に変えます。
  4. 1974年合弁でインドネシアに会社をつくります。

いま何に賭けているか

DIC

経営ビジョンは「⁠彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに -Color & Comfort-」です。長期経営計画「⁠DIC Vision 2030」の最終フェーズとして、2026〜2030年度の「⁠Phase2計画」を策定しました。インキ・顔料・ポリマの中核事業の収益力を強化するとともに、半導体やバッテリーなどを支えるケミトロニクス、コンポジット/デバイスを成長事業にするとしています。

アイカ工業

社是は「⁠挑戦と創造」、経営理念は「⁠共生の理念のもと、たえざる革新により新しい価値を創造し、社会に貢献していく」です。経営方針に「⁠化学とデザイン」「⁠グループシナジー」「⁠No.1」「⁠グローバル」などを掲げています。会社は、インドなど一部地域では高い成長が期待されるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いアイカ工業のほうが景気の波に強い。

よくある質問

DICとアイカ工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はDICが約585万円、アイカ工業が約643万円。アイカ工業のほうが約58万円高い。
DICとアイカ工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はDICが62.6点、アイカ工業が69.2点で、アイカ工業が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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