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DICとADEKAの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。化学メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はDICが約585万円、ADEKAが約637万円。ADEKAのほうが約52万円高い。
  • 月の平均残業はDICが12.9時間、ADEKAが14.3時間。大きな差はない。
  • 有給休暇の取得率はDICが70.1%、ADEKAが76.5%。

数字で比べる

DICADEKA
働きやすさの点数62.6点(⁠A-)67.3点(⁠A+)
平均年収799万円(⁠44.3歳)795万円(⁠40.2歳)
30歳換算年収約585万円約637万円
月の平均残業12.9時間14.3時間
有給取得率70.1%76.5%
平均勤続年数17年16.7年
売上高1.05兆円4,166億円
売上に対する利益の割合4.2%(⁠経常利益)10.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.23倍1.15倍
従業員数(⁠単体)3,880人1,827人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高はDICが1.05兆円、ADEKAが4,166億円で、DICが約2.5倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はDICが4.2%、ADEKAが10.3%で、ADEKAのほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はDICが62.6点、ADEKAが67.3点で、ADEKAが上回る。

何で稼いでいるかの違い

DIC

DICは、印刷インキ、顔料、合成樹脂などをつくる化学メーカーです。1908年に東京・本所で川村インキ製造所として創業し、2008年に大日本インキ化学工業から今の社名に変わりました。約60か国で事業を展開しています。

売上高は約1.05兆円です。事業は、パッケージング&グラフィック(⁠グラビアインキ、新聞インキなどの印刷インキ、包材用接着剤など)、カラー&ディスプレイ(⁠塗料用・プラスチック用・化粧品用などの顔料、カラーフィルタ用顔料)、ファンクショナルプロダクツ(⁠合成樹脂、PPSコンパウンド、エポキシ樹脂など)の3つです。

ADEKA

ADEKA(⁠旧旭電化工業)は、プラスチック用の樹脂添加剤、高純度半導体材料、環境材料などの化学品と、食用油脂などの食品、ライフサイエンス製品をつくる会社です。1917年に電解ソーダの製造を目的に旭電化工業として創立されました。

売上高は約4,166億円です。事業は、化学品(⁠樹脂添加剤、半導体材料、環境材料)、食品、ライフサイエンス、その他の4つです。

歴史の違い

DIC

  1. 1908年東京・本所で川村インキ製造所として創業します。
  2. 1937年大日本インキ製造株式会社を設立します。
  3. 1962年合成樹脂の日本ライヒホールド化学工業を合併し、大日本インキ化学工業に社名を変えます。
  4. 1973年性能を大きく高めたネマティック型液晶を開発し、電卓で採用されます。

ADEKA

  1. 1917年電解ソーダの製造を目的に旭電化工業を創立します。
  2. 1928年農業薬品部門を分離し、日本農薬を設立します。
  3. 1962年米国アーガスケミカル社と合弁で、プラスチック用添加剤の会社をつくります。
  4. 1988〜1995年シンガポール、台湾、韓国、米国、タイに会社をつくります。

いま何に賭けているか

DIC

経営ビジョンは「⁠彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに -Color & Comfort-」です。長期経営計画「⁠DIC Vision 2030」の最終フェーズとして、2026〜2030年度の「⁠Phase2計画」を策定しました。インキ・顔料・ポリマの中核事業の収益力を強化するとともに、半導体やバッテリーなどを支えるケミトロニクス、コンポジット/デバイスを成長事業にするとしています。

ADEKA

2030年のありたい姿は『⁠ADEKA VISION 2030~持続可能な社会と豊かなくらしに貢献するInnovative Company~』です。中期経営計画『⁠ADX 2026』(⁠ADEKA Transformation)で、収益の柱である半導体材料に経営資源を積極的に投じ、規模拡大から利益を重視した事業成長へ移るとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いADEKAのほうが景気の波に強い。

よくある質問

DICとADEKAはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はDICが約585万円、ADEKAが約637万円。ADEKAのほうが約52万円高い。
DICとADEKAはどちらが残業が少ない?
月の平均残業はDICが12.9時間、ADEKAが14.3時間。大きな差はない。
DICとADEKAはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はDICが62.6点、ADEKAが67.3点で、ADEKAが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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