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日本電気と富士電機の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。総合電機・ITの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は日本電気が約747万円、富士電機が約608万円。日本電気のほうが約139万円高い。
  • 月の平均残業は日本電気が7.1時間、富士電機が18.9時間。日本電気のほうが月11.8時間少ない。
  • 有給休暇の取得率は日本電気が64.2%、富士電機が100%。

数字で比べる

日本電気富士電機
働きやすさの点数77.6点(⁠S)71.1点(⁠S-)
平均年収994万円(⁠43.1歳)841万円(⁠44.9歳)
30歳換算年収約747万円約608万円
月の平均残業7.1時間18.9時間
有給取得率64.2%100%
平均勤続年数16.9年20.4年
売上高3.58兆円1.23兆円
売上に対する利益の割合11.1%(⁠税引前利益)11.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.19倍1.35倍
従業員数(⁠単体)21,934人10,901人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上高は日本電気が3.58兆円、富士電機が1.23兆円で、日本電気が約2.9倍の規模。
  • 売上の4年の伸びは日本電気が1.19倍、富士電機が1.35倍で、勢いは富士電機が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は日本電気が77.6点、富士電機が71.1点で、日本電気が上回る。

何で稼いでいるかの違い

日本電気

NEC(⁠日本電気)は、1899年にアメリカのウェスタン・エレクトリックも加わって生まれた、ITとネットワークの会社です。企業などのシステム構築、携帯電話の基地局や光伝送システム、顔認証、防衛・宇宙のシステムなどを手がけています。

売上高は約3.6兆円で、電機業界で国内5位です。事業は、ITサービス(⁠システム構築、保守、クラウド、コンサルティング)と、社会インフラ(⁠通信ネットワーク、通信事業者向けソフトウエア、航空宇宙・防衛)の2つが柱です。

富士電機

富士電機は、発電設備や受変電設備などのエネルギー、インバータやモータなどのインダストリー、パワー半導体、自動販売機などの食品流通の4つを柱とする電機メーカーです。1923年に古河電気工業とドイツのシーメンス社の提携で設立されました。今の富士通は、1935年に富士電機の通信機部門を分離してできた会社です。

売上高は約1.23兆円です。事業は、エネルギー(⁠火力・地熱・水力発電設備、受変電設備、UPS、電気工事など)、インダストリー(⁠インバータ、モータ、FAシステム、鉄道車両用駆動システムなど)、半導体、食品流通(⁠自動販売機など)です。

歴史の違い

日本電気

  1. 1899年アメリカのウェスタン・エレクトリックが発起人の一員となって、日本電気が設立されます。
  2. 1927〜1958年国産初の自動交換機、国産初のトランジスタ式コンピューターを開発します。
  3. 1970年製造に携わった日本初の人工衛星「⁠おおすみ」の打ち上げが成功します。
  4. 1977年コンピューターと通信の融合「⁠C&C」を提唱します。

富士電機

  1. 1923年古河電気工業とドイツのシーメンス社の資本・技術提携で、富士電機製造が設立されます。
  2. 1935年通信機部門を分離し、富士通信機製造(⁠今の富士通)を設立します。
  3. 1953年半導体部門に進出します。
  4. 1969年自動販売機の製造を始めます。

いま何に賭けているか

日本電気

2026年5月に「⁠2030中期経営計画」を策定しました。情報通信技術とさまざまな知見を融合し、世界の人々と協奏しながら、明るく希望に満ちた暮らしと社会をつくることを目指しています。

富士電機

2024年度からの中期経営計画の最終年度(⁠2026年度)に、営業利益率11%以上、ROE12%以上などを目指し、売上高・営業利益とも過去最高の更新を目指すとしています。会社は、生成AIなどの広がりで電力需要が増え、脱炭素に向けたGX投資が加速しているとし、パワエレを中心に4事業の連携を強めるとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で日本電気が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい富士電機。

よくある質問

日本電気と富士電機はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は日本電気が約747万円、富士電機が約608万円。日本電気のほうが約139万円高い。
日本電気と富士電機はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は日本電気が7.1時間、富士電機が18.9時間。日本電気のほうが月11.8時間少ない。
日本電気と富士電機はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は日本電気が77.6点、富士電機が71.1点で、日本電気が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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