トップ › 会社比較 › 通信・ネット › NTTとKDDI

NTTとKDDIの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。通信・ネットの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はNTTが約824万円、KDDIが約804万円。ほぼ同じ水準。
  • 売上高はNTTが14.41兆円、KDDIが6.07兆円で、NTTが約2.4倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はNTTが11.0%、KDDIが18.4%で、KDDIのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

NTTKDDI
働きやすさの点数69.9点(⁠A+)77.2点(⁠S)
平均年収1,056万円(⁠41.4歳)1,051万円(⁠42.3歳)
30歳換算年収約824万円約804万円
月の平均残業未公表16.2時間
有給取得率76%未公表
平均勤続年数11.8年17.5年
売上高14.41兆円6.07兆円
売上に対する利益の割合11.0%(⁠税引前利益)18.4%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.19倍1.11倍
従業員数(⁠単体)2,606人9,891人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はNTTが69.9点、KDDIが77.2点で、KDDIが上回る。

何で稼いでいるかの違い

NTT

NTTは、ドコモの携帯電話、NTT東日本・西日本の光回線、NTTデータのシステム開発などを束ねる、日本最大の通信グループの親会社です。もとは国の「⁠電電公社」で、1985年に民営化されました。

売上高は約14.4兆円。事業は、ドコモなどの「⁠総合ICT事業」(⁠携帯電話・光回線・金融やコンテンツなど)、NTTデータを中心とする「⁠グローバル・ソリューション事業」(⁠システム開発・データセンターなど)、NTT東西の「⁠地域通信事業」の3本柱と、不動産・エネルギーです。

KDDI

KDDIは、携帯電話の「⁠au」「⁠UQ mobile」「⁠povo」を提供する大手通信会社です。NTTの独占だった通信の世界に、民間から挑戦するためにつくられた会社(⁠第二電電)が出発点です。今は通信に加え、金融、エネルギー、法人向けのDX支援にも力を入れています。

売上高は約6.1兆円で、情報通信業で国内4位です。事業は、個人向けの「⁠パーソナル事業」と、法人向けの「⁠ビジネス事業」の二つです。

歴史の違い

NTT

  1. 1952年国の全額出資で「⁠日本電信電話公社(⁠電電公社)」が発足し、全国の電話網をつくっていきます。
  2. 1985年電電公社が民営化され、日本電信電話株式会社(⁠NTT)が生まれます。
  3. 1988〜1992年データ通信事業(⁠今のNTTデータ)と携帯電話事業(⁠今のNTTドコモ)を切り出して別会社にします。
  4. 1999年NTTを持株会社にして、地域の電話をNTT東日本・西日本に、長距離・国際をNTTコミュニケーションズに分ける再編を行います。

KDDI

  1. 1984年通信の自由化に先立ち、「⁠第二電電企画」が設立されます。
  2. 1987〜1991年市外電話サービスを始め、関西・九州などに地域ごとのセルラー電話会社をつくります。
  3. 2000年国際通信のKDD、携帯電話の日本移動通信と合併し、「⁠ディーディーアイ」になります。
  4. 2001年社名をKDDIに変え、セルラー電話会社をまとめた「⁠エーユー」と合併します。

いま何に賭けているか

NTT

2026年に新しい中期の取り組みを公表し、AIを軸にした「⁠バリュー分野」で利益を大きく伸ばし、2030年度にEBITDA(⁠本業のもうけの目安)4兆円を目指すとしています。次世代の通信基盤「⁠IOWN」とAIを組み合わせ、データセンター事業も成長の柱に据えています。

KDDI

2026年5月に中期経営戦略「⁠Power-to-Connect 2028」を発表しました。AIが当たり前になる「⁠AI前提社会」で、企業の成長を支える「⁠AI労働力」、暮らしを変える「⁠AI生活力」を支える新しい事業をつくり、社会への実装をリードすることを目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いKDDIのほうが景気の波に強い。

よくある質問

NTTとKDDIはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はNTTが約824万円、KDDIが約804万円。ほぼ同じ水準。
NTTとKDDIはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はNTTが69.9点、KDDIが77.2点で、KDDIが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

もっと詳しく