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NTTと楽天グループの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。通信・ネットの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はNTTが約824万円、楽天グループが約747万円。NTTのほうが約77万円高い。
  • 売上高はNTTが14.41兆円、楽天グループが2.50兆円で、NTTが約5.8倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合はNTTが11.0%、楽天グループが-1.2%で、NTTのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

NTT楽天グループ
働きやすさの点数69.9点(⁠A+)57点(B)
平均年収1,056万円(⁠41.4歳)851万円(⁠36歳)
30歳換算年収約824万円約747万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率76%未公表
平均勤続年数11.8年6.3年
売上高14.41兆円2.50兆円
売上に対する利益の割合11.0%(⁠税引前利益)-1.2%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.19倍1.48倍
従業員数(⁠単体)2,606人9,989人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びはNTTが1.19倍、楽天グループが1.48倍で、勢いは楽天グループが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数はNTTが69.9点、楽天グループが57点で、NTTが上回る。

何で稼いでいるかの違い

NTT

NTTは、ドコモの携帯電話、NTT東日本・西日本の光回線、NTTデータのシステム開発などを束ねる、日本最大の通信グループの親会社です。もとは国の「⁠電電公社」で、1985年に民営化されました。

売上高は約14.4兆円。事業は、ドコモなどの「⁠総合ICT事業」(⁠携帯電話・光回線・金融やコンテンツなど)、NTTデータを中心とする「⁠グローバル・ソリューション事業」(⁠システム開発・データセンターなど)、NTT東西の「⁠地域通信事業」の3本柱と、不動産・エネルギーです。

楽天グループ

楽天グループは、ネット通販の「⁠楽天市場」から始まり、クレジットカード、銀行、証券、保険、携帯電話まで手がける会社です。楽天ポイントでたくさんのサービスをつなぐ「⁠楽天経済圏」をつくっています。プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスも持っています。

売上高は約2.5兆円です。事業は、インターネットサービス(⁠楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックスなど)、フィンテック(⁠楽天カード、楽天銀行、楽天証券、保険など)、モバイル(⁠楽天モバイル)の3つです。

歴史の違い

NTT

  1. 1952年国の全額出資で「⁠日本電信電話公社(⁠電電公社)」が発足し、全国の電話網をつくっていきます。
  2. 1985年電電公社が民営化され、日本電信電話株式会社(⁠NTT)が生まれます。
  3. 1988〜1992年データ通信事業(⁠今のNTTデータ)と携帯電話事業(⁠今のNTTドコモ)を切り出して別会社にします。
  4. 1999年NTTを持株会社にして、地域の電話をNTT東日本・西日本に、長距離・国際をNTTコミュニケーションズに分ける再編を行います。

楽天グループ

  1. 1997年株式会社エム・ディー・エムとして設立され、インターネット・ショッピングモール『⁠楽天市場』のサービスを始めます。
  2. 2001〜2004年楽天トラベル、楽天ポイントを始め、証券会社、クレジットカード会社を傘下に入れます。
  3. 2009〜2014年銀行(⁠今の楽天銀行)、電子書籍のKobo、通話アプリのViber、アメリカのEbatesなどを傘下に入れ、世界に広がります。
  4. 2019年『⁠楽天モバイル』が自社の回線を使った携帯キャリアサービスを始めます。

いま何に賭けているか

NTT

2026年に新しい中期の取り組みを公表し、AIを軸にした「⁠バリュー分野」で利益を大きく伸ばし、2030年度にEBITDA(⁠本業のもうけの目安)4兆円を目指すとしています。次世代の通信基盤「⁠IOWN」とAIを組み合わせ、データセンター事業も成長の柱に据えています。

楽天グループ

インターネットサービス、フィンテック、モバイルの3つを軸にした「⁠グローバル イノベーション カンパニー」を掲げ、AIとデータを事業運営や価値創造に最大限活用するとしています。日本のEC化率やキャッシュレス比率はまだ伸びる余地が大きいと見て、事業の成長を目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい楽天グループ。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いNTTのほうが景気の波に強い。

よくある質問

NTTと楽天グループはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はNTTが約824万円、楽天グループが約747万円。NTTのほうが約77万円高い。
NTTと楽天グループはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はNTTが69.9点、楽天グループが57点で、NTTが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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