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TDKと太陽誘電の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。電子部品・半導体装置の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はTDKが約694万円、太陽誘電が約515万円。TDKのほうが約179万円高い。
  • 売上高はTDKが2.50兆円、太陽誘電が3,553億円で、TDKが約7.0倍の規模。
  • 売上の4年の伸びはTDKが1.32倍、太陽誘電が1.02倍で、勢いはTDKが上。

数字で比べる

TDK太陽誘電
働きやすさの点数69.2点(⁠A+)57.9点(⁠B)
平均年収921万円(⁠43歳)662万円(⁠41.5歳)
30歳換算年収約694万円約515万円
月の平均残業17時間未公表
有給取得率73.4%未公表
平均勤続年数14.2年16.4年
売上高2.50兆円3,553億円
売上に対する利益の割合11.1%(⁠税引前利益)6.8%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.32倍1.02倍
従業員数(⁠単体)6,573人2,803人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数はTDKが69.2点、太陽誘電が57.9点で、TDKが上回る。

何で稼いでいるかの違い

TDK

TDKは、スマートフォンや自動車、データセンターなどに欠かせない電子部品をつくるメーカーです。東京工業大学で発明された磁性材料「⁠フェライト」を工業化するベンチャー企業として1935年に生まれました。かつてはカセットテープで有名でしたが、今は電子部品と電池が柱です。

売上高は約2.5兆円で、電機業界で国内9位です。事業は、受動部品(⁠コンデンサ、コイルなど)、センサ応用製品(⁠温度・圧力・磁気センサなど)、磁気応用製品(⁠ハードディスク用ヘッド、マグネット)、エナジー応用製品(⁠スマートフォンなどの小型電池、電源)の4つです。

太陽誘電

太陽誘電は、コンデンサ、インダクタ、複合デバイスなどの電子部品をつくる会社です。1950年に東京で設立され、磁器コンデンサの生産を始めました。国内の工場や、中国、マレーシア、フィリピン、韓国などの海外の製造会社で生産しています。

売上高は約3,553億円です。電子部品事業の単一セグメントで、国内外のセットメーカーなどに売っています。

歴史の違い

TDK

  1. 1935年東京工業大学で発明されたフェライトを工業化するため、東京電気化学工業として設立されます。
  2. 1960〜1970年代カセットテープを発売し、記録メディアのブランドとして世界に知られるようになります。
  3. 1986〜2000年香港とアメリカの磁気ヘッドメーカーを買収し、ハードディスク用ヘッドの事業を強くします。
  4. 2005〜2008年リチウムイオン電池のATL、電源のラムダ、ドイツの電子部品メーカーEPCOSを買収します。

太陽誘電

  1. 1950年東京都杉並区で太陽誘電を設立し、磁器コンデンサなどの生産を始めます。
  2. 1956〜1958年高崎工場と榛名工場をつくります。
  3. 1967〜1979年台湾、韓国、香港、米国、シンガポール、ドイツに会社をつくります。
  4. 1988〜1999年フィリピン、マレーシア、中国(⁠廣東)、韓国に製造会社をつくります。

いま何に賭けているか

TDK

2024年に長期ビジョンを定め、「⁠変化を先んじて検知できる地位獲得」と「⁠変化に迅速に対応できる仕組みの確立と運用」に取り組んでいます。データセンター、スマートグラス、AIスマートフォン、ヒューマノイドロボット、自動運転支援など、AIによる社会の変革を成長の軸にしています。

太陽誘電

2026年度からの「⁠中期経営計画2030」で、自動車、情報インフラ・産業機器を中心とした注力市場の売上比率を60%に高めることを目指し、5年間で2,700億円規模の設備投資を計画しています。会社は、とくにAIサーバーで小型・高性能の最先端電子部品が多く求められると見ています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きいTDK。

よくある質問

TDKと太陽誘電はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はTDKが約694万円、太陽誘電が約515万円。TDKのほうが約179万円高い。
TDKと太陽誘電はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はTDKが69.2点、太陽誘電が57.9点で、TDKが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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